はじめに
都内にある本社と埼玉にある小会社を接続するテレビ会議システムを導入
都内にある本社と、埼玉にある子会社とをテレビ会議システム「Chromebox for meetings」(Google Meet ハードウェアキット)で初めて接続したのが2015年2月。以後、立て続けにさまざまな事業所に同システムを導入してきたのがマミヤ・オーピー株式会社です。導入をリードされた福山哲夫様と下田康弘様に、本プロダクトを採用した理由についてお話しいただきました。
課題や背景
テレビ会議システム「Chromebox for meetings」に興味をもった経緯について教えてください
福山:当社は国内外に事業拠点を持っています。そのためミーティングをするためだけに出張をすることが多かったこともあり「テレビ会議システムを導入できないか」という声が社内であがりました。そのタイミングでUSENさんから「Chromebox for meetings」をご提案いただいたのですが、他社製品と比べて価格が段違いに安かったことに驚かされました。他社のものと比べてケタがひとつ違いましたからね。それが興味を持ったきっかけです。
導入のポイント
導入するにあたって気がかりだったことは?
福山:最初は、基本的なパフォーマンスの点で心配はありました。しかし、その不安についてはUSENさんによりご紹介いただいた Google のセミナーに参加したときに払拭されました。音声はクリアな上に、画像もクッキリ。そう確認できたため導入へと踏み切りました。
決め手
導入の決め手となったことは?
下田:リーズナブルな価格です。事前にパフォーマンスは確認できていたため「大丈夫だろう」と思ってはいたものの、万が一、導入後に失敗したとしても他社製品のようにイニシャルで100万円以上するわけではありません。これに背中を押された部分は大いにあります。
福山:最初は2台。2015年2月に、当時本社のあった五反田(現在は神田錦町に移転)と、マミヤ・オーピー・ネクオス(以下ネクオス)という子会社のある埼玉県さいたま市とを接続してみました。予想以上のパフォーマンスに感激してすぐに3台を追加。現在は本社に2台、埼玉県にある前述の子会社に1台、アメリカの子会社に1台、バングラディッシュの子会社に1台。トータルで5台です。
パフォーマンス
海外と日本とをつないだ際のパフォーマンスはいかがですか?
福山:通信インフラの発達したアメリカの場合には心配はあまりしていなかったものの、必ずしもそうではないバングラディッシュ間で繋いでみても、国内同士でテレビ会議しているような使用感だったことには驚きました。通信速度はほどほどであっても、優れた通信パフォーマンスは維持されるわけです。
活用
「G Suite」との親和性が高いこともポイントになりましたか?
下田:当社では G Suite を導入しているのですが、Chromebox for meetings との親和性が高く、カレンダー機能と連携できるのは便利だと思います。「いつ、どこで、誰が使うか」をカレンダー上で共有することができますし、ミーティングに招集したいスタッフの予定を紐付けすることもできます。もちろんその時点で会議室の確保もすることができます。
成果
テレビ会議システムを導入したことで業務効率に変化はありましたか?
福山:もちろんです。年間を通して複数回あった在外子会社への海外出張が大幅に減りました。これだけでかなりの出張費と行き来する時間を節約できました。 また、本社で行われる様々な会議についても、以前はわざわざ埼玉などから足を運んでいた役職員も楽になったと思います。
下田:以前だったら「会議をやるほどでもないか」と思っていたことでも、気軽に行えるようになったことは非常に良い点だと感じてます。G Suite のハングアウト機能を利用することで、こちら側はテレビ会議システムでも、その相手はスマートフォンやノートPCといったモバイル端末を用いて場所やデバイスを選ばずミーティングが行えるのも汎用性が高くて良い点だと思います。インターネットに接続できる環境さえあれば、なにもテレビ会議システム同士でなくてもいいのです。
今後の展望
今後、テレビ会議システムに期待することは?
下田:「Chromebox を導入している別会社同士でのやりとり」を増やせたら理想的ですね。すでに別ドメインの子会社間で実際に接続テストしているみたいではありますが、誰でもその使用方法等に慣れて、スムーズにテレビ会議システムを利用し、実用化してくれたらいいなと思います。あとは2拠点間だけではなく複数多拠点間をつないでの会議もスムーズにできればいいと思います。まだまだ用途は広がっていくはずなので、今から楽しみにしています。
※本導入事例に記載されている内容は2015年11月現在のものです。