プロフィール
今回はゼネコン最大手の一つ、最近では、映画「君の名は」で話題の新海誠監督がCM制作をしていることでも有名な大成建設株式会社での導入事例をご紹介いたします。
総合建設業を核とし、建築、土木事業を行う大成建設株式会社では、事務所間のLANを延長する社内サービスのラインナップとして、当社のセキュアアクセスが採用されました。
大成建設では、
- クラウドサービスを積極的に活用できるネットワーク環境準備
- インターネットベースのネットワーク形態の検討
- IoTへの対応や企業間コラボレーション
など、新技術を利用したネットワークを目指して進めている。
課題や背景
大成建設がICT改革を推し進める理由は?
2020年に東京オリンピックの開催が決まり、建築業界はそこに向けて業務が増えてきています。しかしながら、東京オリンピック以降はその反動も予想されているので、極端な増員はできないという考えを持っています。
そこで、現状の社員がもっと効率的に働きやすくするため、ICT改革を推し進めています。例えば移動時間を中心とした「すきま時間」の活用や、現場事務所でのICT活用などワークスタイル・ワークプレイスの改革が主軸となっています。
導入のポイント
セキュアアクセス type L2 を導入したきっかけは?
大成建設では非常に大きな構造物に携わることが多いのですが、その際には現場事務所が設立されます。それらの場所にネットワークを構築しようとすると、広域イーサネットや専用線通信、衛星通信などしか選択肢がありませんでした。しかしそのどれもが非常に高価で敷居が高かったのが事実です。
セキュアアクセス type L2 は足回りにフレッツ回線さえ引くことができれば、非常に低コストでL2ネットワーク網が構築できるところにメリットを感じました。
サービスイメージ図
成果
実際に利用してみてネットワークの状況はいかがでしょうか?
非常に安定しています。8年間利用させていただいていますが、今まで気になるようなトラブルは一度もありません。速度もとても早く安定しています。この価格でこの信頼性は本当に助かっています。また、業務の都合上、回線敷設の依頼が急になることも多いのですが、非常に柔軟にご対応頂ける事も大きなポイントとなっています。
当社への要望
今後USENへ期待することを教えてください
弊社がセキュアアクセス type L2 をセレクトした理由は、最先端のサービスに素早く対応する、USEN独自のユニークなサービスを提供してくれるということにありました。今後は建築業界で重要な要素であるIoT※ やSDN※ などのサービスにも期待したいと思います。
※IoT(Internet of Things):様々なモノがインターネットに繋がる仕組み
※SDN(Software-Defined Networking):コンピュータネットワークを構成する通信機器を単一のソフトウェアによって集中的に制御し、ネットワークの構造や構成、設定などを柔軟に、動的に変更することを可能とする技術の総称
※本導入事例に記載されている内容は2016年9月現在のものです。