プロフィール
バレーボールの魅力を伝え、健全な心身の育成に貢献
バレーボールワールド(Volleyball World)は、国際バレーボール連盟(FIVB)と CVC キャピタル・パートナーズ(Capital Partners)のパートナーシップによって設立され、世界中のバレーボールの成長、革新、投資を促進することを目的としています。また、デジタル イベントとライブイベントの両方を通じてバレーボールに関わるすべての関係者(ファン、アスリート、企業パートナー)を結び付けるエコシステムを構築することを大きな目標としています。現在バレーボールは世界で4番目に人気のあるスポーツで、世界中に8億人を超えるファンがいます。これらをさらに拡大するため、精力的な大会運営やパートナーシップ締結に取り組んでいます。
背景と課題
最先端のテクノロジーを取り入れたチャレンジシステムの運用
現在の国際的なバレーボール大会では、最先端のテクノロジーを取り入れています。その顕著な例が「チャレンジシステム」です。チャレンジシステムとは、プレーを映像で巻き戻して再判定を行うことができるシステムで、選手が申し立てを行うことができます。大会までに努力してきた選手の方々にとって、公平で正確な判定を可能とするチャレンジシステムは現代バレーボールには不可欠な存在です。
こういった高度なシステムにはハイエンドのネットワークインフラが必要になるというのは自明ですが、日本では過去の大会において一般的な回線を使用していたために十分なクオリティが出せていませんでした。
国際的な大会では、どこで開催してもルールやプレー環境に差異がないよう徹底しなければなりません。チャレンジシステムもそれは同様で、2023年の国際大会で、日本でのシステムクオリティに関する課題は顕著になりました。我々は盤石なネットワークを構築するため、まずはローカルの高品質なインターネットを調達する必要がありました。
導入と効果
インターネット回線からネットワーク設計、LAN工事まで一気通貫で依頼
ローカルのパートナー経由でUSENさんのソリューションに関する提案を受け、配下のネットワーク設計や機器・ケーブル等の提供もワンストップで行ってくれるとのことで、承諾いたしました。
大会では納期もなかなかに厳しいことが多く、複数キャリアのインターネット回線の手配やネットワーク機器の調達、LAN工事、人的リソースの確保まで一気通貫で対応してくれる業者はなかなかいません。そのため、当時のUSENさんからの提案は非常に印象に残り、以降の大会でもお願いしていこうという判断になりました。
迅速・柔軟な対応に安心感
大きな大会には大なり小なりトラブルがつきものですが、その中でネットワーク設計の軌道修正も度々発生します。USENさんにはその都度、迅速・柔軟にベターな判断をしていただいています。ここ近年の国際大会では、選手やスタッフ向けのネットワークもカバーしていただく運びになり、チャレンジシステム含めおおむね問題なく大会を遂行することができています。
今後の期待
プレミアインターネットのエリア拡大
10GBASEのインターネット回線である「プレミアインターネット」について、大会開催場所によってはエリア外のケースもあるようですが、今後もさまざまな地域で国際大会が行われる予定なので早期エリア拡大を期待しています。
※本導入事例に記載されている内容は2024年7月現在のものです。