2025.03.31
JA鹿児島県信連職員、個人情報漏えいと着服で懲戒解雇
JA鹿児島県信用農業協同組合連合会(JA鹿児島県信連)は2025年3月28日、30代の男性職員を懲戒解雇処分としたことを発表しました。同職員は、約500人分の個人情報を闇金業者に漏えいした疑いに加え、現金200万円を着服した疑いが持たれています。
JA鹿児島県信連によると、当該職員は2025年1月頃、業務上知り得た取引先やJAグループ関係者、知人ら約500人分の個人情報(氏名、電話番号など)を闇金業者に提供したとされています。また、2024年4月には、県内の取引先に対し「定期貯金を行う」と持ちかけ、現金200万円を預かったものの、実際には私的に流用していたことが判明しました。
この不正行為は、貸金業者を名乗る人物から「職員が借金を返済せず、個人情報を持ち出している」との連絡がJA県信連に寄せられたことをきっかけに発覚。内部調査の結果、情報漏えいと着服の事実が明らかになりました。さらに、職員本人も着服した資金をギャンブルによる借金返済に充てていたことを認めています。
JA鹿児島県信連は、今回の事態を重く受け止め、再発防止に向けた具体的な対策を講じるとしています。
不祥事件の発生について| JA鹿児島県信用農業協同組合連合会
www.jabank-kagoshima.or.jp
