2025.01.23
長野電鉄:サポート詐欺による顧客・従業員の個人情報漏えいの可能性、478件が対象
職員がサポート詐欺に引っ掛かり、顧客と従業員の個人情報が漏れた可能性があると長野電鉄が発表
長野電鉄株式会社は、2025年1月15日に同社の職員がサポート詐欺(偽の警告画面を表示して不安を煽り、遠隔操作を受け入れさせる手法)に引っ掛かり、その結果、業務用パソコンに保存されていた顧客および従業員の個人情報が漏れた可能性があると発表しました。
これによると、この事件は2024年12月11日から12日にかけて発生。不正なアクセスがあったと確認した同社は、当該のパソコンをインターネット接続から切り離す等の対応を行いましたが、侵害された可能性のある情報は、氏名、住所、電話番号、学校名、障害の有無など、合計で478件に上ります。
長野電鉄は現在、情報が漏れた可能性がある人々に対して一人ひとり連絡を取り、事態を説明しています。また、連絡が取れない人々に対しては、ホームページを通じて情報を公開しています。同社は今後、従業員への教育を強化し、セキュリティ対策を進めて再発防止に努めると表明しています。
このサポート詐欺は、以前から多くの被害例が確認されており、形を変えながらも存在し続けています。このような事件を防ぐためには、常に注意深く、疑わしいメッセージや警告に対しては専門家の意見を求めることが重要です。