2025.01.24
ZACROS、サイバー攻撃により約15万人の個人情報漏えいの可能性
包装資材メーカー、ZACROSがランサムウェアの被害を受け、大規模な情報漏えいが発覚
包装資材製造メーカーのZACROS株式会社(旧:藤森工業株式会社)は、今年9月に発生した悪意あるコンピュータウイルス「ランサムウェア」の攻撃で、約15万人の個人情報が漏えいした可能性があると発表しました。
ランサムウェアとは、コンピューターシステムのデータを勝手に暗号化し、その解除をするための金銭を要求する形式のサイバー攻撃です。この攻撃により、取引先や関係者など約143,718人分の氏名、会社名、所属部門、役職名、会社住所、業務用電話番号、業務用メールアドレスなどが漏えいした可能性があります。
また、社員及びその家族に関する情報も影響を受け、約13,485人分の氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、基礎年金番号、保険者番号、個人番号などが漏えいした可能性があります。現在、実際の漏えい有無など詳細を調査しています。
犯行を声明したサイバー攻撃グループ「Argonauts」は、140GBものデータを盗み出し、ZACROSが身代金の支払いを拒否したため、データを売り出すと自身のウェブサイト上で発表しています。ただし、これらの主張の真偽は未確認です。ZACROSは当局と協力し、被害の全容解明と再発防止策を進めています。