プロフィール
全国展開する学校を結ぶ回線に信頼性の高い光ファイバを利用
1957年に創立された大原簿記学校を母体とする学校法人大原学園は、全国に18拠点30校の専門学校を展開している。その多拠点のシステムを接続するインターネットVPNの回線や、生徒が利用するインターネット接続回線としてUSENの「光ビジネスアクセス」12回線を活用している。これは、USENの光ファイバが持つ高い品質とコストパフォーマンスが認められた結果だ。
はじめに
専用線からの切り換えで、複数回線の運用によるコスト負担を大幅軽減
大原学園では、USENの「光ビジネスアクセス」を、インターネットの接続回線とイン ターネットVPNの回線として導入している。 その導入のきっかけと効果について学校法人大原学園・学園本部情報システム部電算室課長補佐・山中哲也氏に話を伺った。
課題や背景
USENの「光ビジネスアクセス」を選んだ理由をお聞かせ下さい
関西地区のグループ校では以前から「光ビジネスアクセス」を導入しており、「広帯域で安価であるにもかかわらず品質も安定しているので、東京地区でも使ってみないか」というアドバイスをもらっていました。それまで東京地区では、大手通信事業者が提供する1.5Mbpsの専用線を利用していたのですが、帯域が苦しくなっていたので、広帯域回線への乗り換えを検討しておりました。
最終的に「光ビジネスアクセス」を選んだ理由は、関西地区での実績と、専用線と比べて安価な料金です。専用線時代は、IPアドレスが16個付与される1.5Mbpsの回線で月額25万円程度かかっていましたが、「光ビジネスアクセス」ではIPアドレスが8個付与される100Mbpsの回線が月額33,600円で利用できます。私どもは関東地区だけで14校を運営しており、それら複数の拠点に回線を導入するわけですから、専用線と比べてトータルコストは大幅に削減できました。
導入のポイント
専用線からの乗り換えで品質に不安はありませんでしたか?
関西地区での実績があったので、不安はありませんでした。確かに専用線の高い品質と保証された帯域はシステムを運用するものにとって大きな安心材料でしたが、前述のように、多拠点に導入するとなると運用コストが高すぎるのです。現在、「光ビジネスアクセス」はインターネット接続だけでなく、多拠点間のシステムをつなぐインターネットVPNの回線としても利用しており、すでに3年になりますが、これまで一度のトラブルもありません。
USENのサービスエリア外の地域では、競合通信事業者の光ファイバを導入しているのですが、実はこちらの回線ではときどき通信障害などの不具合が出ることがあります。しかし、USENの回線ではそのようなことはありません。安価ながら専用線に近い使い勝手を実現しているのは驚きです。
サポート体制
USENのサービス体制には満足していますか?
専門学校という性格上、生徒の増減に合わせてパソコン教室を急遽引っ越ししたり、教室を別校舎に確保したりする場合があります。そのような場合でも、USEN は申し込みから開通まで最短で1.5か月で対応してくれた例もあり、非常に満足しています。
今後の展望
USENのサービスエリア外にある拠点では「フレッツ・アクセス」に切り替えはじめたそうですね。
はい。これまでUSENのサービスエリア外にある拠点では、フレッツ光と他社プロバイダを組み合わせて利用していましたが、問い合わせの窓口が一本化できないため、非常に不便なんです。ですが、「フレッツ・アクセス」を利用することにより、ワンストップでUSENのサービスを利用できるようになるため、管理や運営の手間が大幅に軽減できると期待しています。
※本導入事例に記載されている内容は2006年5月31日現在のものです。