「館内すべてギガ対応」が当ホテルの大きな魅力になりました

国際会議場や国際展示場のオープンに続き、2006年には神戸空港が開港した神戸。これまでの観光都市の顔に加え、ビジネス都市という新しい魅力を加えて発展している。そんな神戸で、1Gbpsのインターネット接続を導入したホテルが「ホテルオークラ神戸」だ。489室すべてに1Gbpsに対応したLANポートを設けてビジネスマンから高い評価を得ている。そして、同ホテルが選んだアクセス回線がUSENの1Gbpsインターネット接続サービス「光ギガビットアクセス」だ。

“館内すべてギガ対応”を誇るホテルオークラ神戸。そのネットワークの根幹となる「光ギガビットアクセス」導入の経緯と理由について、管理部 経理・会計担当 次長の藤本雅貴氏にお話を伺った。

もともと神戸は観光都市ということもあり、ビジネスを目的としていらっしゃるお客様が少なかったため、近隣のホテルも含めてインターネット接続サービスのブロードバンド化が遅れていました。しかし、近年オープンした国際会議場や国際展示場などでのイベントが増えるにつれ、海外からも含めてビジネス目的の宿泊が多くなりインターネット接続のブロードバンド化が強く望まれるようになりました。

ただし、当初は1Gbpsの回線を導入する予定はありませんでした。以前から無線LANスポット向けにBフレッツを導入していたため、ユーザーの利用状況をみながら、100Mbpsの光ファイバをバックアップの意味も含めて4回線、6回線と段階的に増やしていく予定でした。しかし、そうなると冗長化された複数の事業者から複数の回線を引き込むことになるため、管理・運用面での負担増が心配されました。

そんなとき、USENさんから「光ギガビットアクセス」のご提案がありました。サービス内容やコストを比較・検討した結果、複数の100Mbps回線を導入するよりも1Gbpsの回線を導入したほうが、総合的にみてコストを抑えることができると判断しました。また、今後ますますブロードバンド接続のニーズが増すと考え、最初から1Gbpsの回線を導入しておいたほうが有利だと判断した部分も大きいです。

せっかく1Gbpsのブロードバンド回線を導入したのですから、構内配線も光ファイバとカテゴリ6のイーサネットケーブルを使って、客室の各LANポートまで1Gbpsに対応させました。これにより、ホームページなどで「全館ギガ対応」を大きく宣伝することができます。実際、海外から買い付けに来られたお客様などは、展示会で撮影した映像を本社に送信するといった使い方をされていますので、1Gbpsの回線を備えていることが、当ホテルの大きな魅力にもなっているようです。また、最近ではブロードバンド対応は当たり前で、どの程度の帯域が出るのかをホテルを選ぶ基準にされている方も多いようです。そんな時代の要求に応える意味でも、「光ギガビットアクセス」は我々の要求に沿ったものだと思います。

結婚式の映像配信サービスを計画しています。お客様にホテルで提供して欲しいサービスのアンケートを行ったのですが、結婚式の模様を、遠方や病気が理由で出席できない親戚や友人に向けて、インターネットで配信したいという声を多く頂きました。時期は未定ですが結婚式メニューの1つとしてお選びいただけるようにしたいと考えております。

^{※本導入事例に記載されている内容は2006年4月現在のものです。}