プロフィール
テレビ会議システムを用いた遠隔授業を支える光ファイバ
子どもの人権を守るための活動を行っている財団法人日本ユニセフ協会は、インターネットとパソコンによるテレビ会議システムを利用した遠隔授業を実施している。その授業で使われている回線がUSENの100Mbps光ファイバインターネット接続サービス「光ビジネスアクセス」だ。学校授業という回線断やデータ遅延等の障害が許されない状況でも、USENの光ファイバがその真価をフルに発揮して確実な情報の伝送を担っている。
はじめに
安価なうえに双方向対話の授業を円滑に進める品質を提供
世界中の子どもたちのために活動する国際連合機関のユニセフ。その協力協定関係にある日本ユニセフ協会が実施する遠隔授業に、USENの光ファイバが使われている。財団法人日本ユニセフ協会学校事業部副部長三上健氏に利用状況を伺った。
導入のポイント
USENの「光ビジネスアクセス」を選んだ理由をお聞かせ下さい
日本ユニセフ協会では、日本各地の学校をテレビ会議システムで接続して遠隔授業を実施しています。以前は、ISDN回線を使ったテレビ電話や他社の光ファイバを利用していましたが、2005年1月に「光ビジネスアクセス」に切り替えました。
その最大の理由は、利用料金の安さです。当協会は、みなさまからの募金をより多くユニセフに拠出するよう努力しています。このため、活動に必要なコストは極力切り詰めるというのが至上命題なのです。幸いUSENの名前は以前より知っておりましたし、全国規模でサービスを展開しているようなので、それに加えて安価であれば言うことはないと考えて切り替えに踏み切りました。
活用シーン
テレビ会議システムを使った授業の様子をお聞かせ下さい
日本ユニセフ協会の本部と相手先の学校とをインターネット経由のテレビ会議システムで接続して遠隔授業を行っています。このとき、日本ユニセフ側の回線にUSENの光ファイバを利用しています。ちなみに学校側は、すでに学校に導入されている回線を利用しているため、ADSL、CATV、光ファイバ等さまざまです。
使用する端末は、パソコンにテレビ会議用のソフトウェアをインストールしたものです。政府のIT政策でブロードバンド回線とパソコンは各学校に行き渡っており、最低限の環境は大抵揃っています。授業内容は、40名程度の生徒を対象に、ユニセフの活動、開発途上国の子どもの状況、女性の社会参加等のテーマで、1回につき45分から60分の授業を、1回から3回実施します。
効果
「光ビジネスアクセス」の品質には満足していますか?
遠隔授業を行うにあたり、学校によっては教育委員会や他の学校の先生の視察があります。このため、映像や音の乱れが原因で満足な授業が行えないといった事態は避けなければなりません。万が一そのようなことが起きると、遠隔授業を推進する先生の責任問題にも発展しかねませんし、我々の今後の支援活動にも支障が出ます。そんなシビアな状況でも、USENの光ファイバは、講師の話や生徒の質問も明瞭に伝え、映像の乱れもなく十分満足の行く品質を提供してくれています。また、ネパールの留学生、北海道の学校、日本ユニセフ協会の3者接続の授業を行った際も、何の問題もなく円滑に進められました。
インターネットとパソコンのテレビ会議システムを利用した遠隔授業は、最低限のコストで全国の子どもたちに世界の状況を伝えられる優れた手段です。我々はこの授業に今後も注力していきます。このような日本ユニセフ協会の活動に、USENの光ファイバが大いに役立っているのです。
※本導入事例に記載されている内容は2005年9月現在のものです。