2026.07.21
圧縮ソフト 7-Zip で任意のコード実行につながる脆弱性が判明
セキュリティメディア「The Hacker News」は米国時間の2026年7月20日、圧縮ソフト 7-Zip における新たな脆弱性について報じました。「CVE-2026-14266」と呼ばれる問題で、公表時点では実際の悪用や実証コードの公開は確認されていないとのことです。
手口としては、標的となるコンピューター上で、特別に細工されたXZ形式の圧縮ファイルを 7-Zip で開かせるというものです。被害者がメールの添付ファイルやWebサイト経由で入手した不審なファイルを開いてしまうと、7-Zip が動作する権限と同じ権限で、不正なプログラムを実行されてしまう恐れがあります。
この脆弱性で根本的な問題となっているのが、データの展開時にメモリーの容量を正しく管理できていなかったという 7-Zip 側の処理の不備です。展開したデータを書き込む際、本来であれば残りの空き容量を確認しながら処理すべきところ、書き込み済みの分が考慮されておらず、確保された領域を超えてデータを受け入れてしまう状態になっていました。ここが攻撃を許す主要な糸口になっています。
New 7-Zip Vulnerability Could Let Crafted XZ Archives Run Code During Extraction|The Hacker News
thehackernews.com
企業向けのアドバイス
- 利用中の 7-Zip をバージョン26.02以降へ速やかに更新してください。
- 不審なメールの添付ファイルや心当たりのない圧縮ファイルを開かないでください。
- 外部から入手したファイルを安易に展開しないよう従業員への周知をご検討ください。
掲載されているアドバイスはあくまで参考情報です。サイトのご利用にあたってをご覧のうえ、ご活用ください。
執筆者

サイバーセキュリティラボ 編集部
サイバーセキュリティラボとは、中堅・中小企業がセキュリティの課題を理解し適切な対応をとれるよう支援するため、USEN&U-NEXT GROUPのUSEN ICT Solutionsに設立された情報発信の組織です。サイバーセキュリティラボ 編集部には、セキュリティエンジニアやネットワークエンジニア、セキュリティサービスを販売するセールスなど、さまざまなメンバーが在籍しています。
