2025.03.03
「くすりのしおり」が不正アクセスおよびデータ改ざん被害 個人情報の流出は確認されず
「くすりのしおり」のデータベースが改ざん被害、復旧まで約3週間。
医薬品の情報を提供する「くすりのしおり」のデータベースがサイバー攻撃を受け、一部情報が書き換えられていたことが分かりました。運営する団体が調査結果を発表しました。
発表によると、不正アクセスがあったのは2024年12月29日。 「くすりのしおりミルシルサイト」と呼ばれるサイトに攻撃者が侵入し、データベースを改ざんしました。
データベースには、医薬品の製品名や資料名などの情報が保管されています。攻撃者は、このデータベース内の複数の箇所に、外部の不正なサイトへ誘導するようなテキストを書き込んでいました。
幸いにも、個人情報などの重要な情報の流出は確認されなかったとのことです。
運営団体は、攻撃を受けてから約3週間後の2025年1月17日にサイトを復旧。セキュリティ対策を強化し、再発防止に努めています。
今回の事件は、誰もが利用する可能性のあるWebサイトでも、サイバー攻撃のリスクがあることを改めて示しました。