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2026.10.15

【2026年9月】注目のインシデントニュース|不正アクセス5選

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サイバーセキュリティラボでは、サイバーセキュリティに関する事件や事故のニュースを日々取り上げています。2026年9月も様々な種類のインシデントが発生しました。今月は不正アクセスのインシデント事例を5つピックアップしてまとめています。

※ 本記事の内容は各社・各団体の発表当時の情報です。
※ 本記事はサイバーセキュリティに関する啓発や考察を目的としています。特定の企業・団体を批判する意図は一切ありません。

立教大学

  • Google アカウントが不正アクセスを受け、学外へ1万7,668件の迷惑メールが送信された
  • メール本文や個人情報が閲覧された可能性があるが、VPNや学内ネットワークへの侵入形跡および二次被害は未確認
  • 被害アカウントの停止やパスワード変更を行い、学生の学外ログイン時における多要素認証(MFA)を必須化するなどの対策を実施

立教大学は2026年9月8日、学生および卒業生の Google アカウントが第三者による不正アクセスを受け、学外への迷惑メール送信や個人情報閲覧の可能性があると公表しました。同年7月16日に不正アクセスを検知し調査した結果、同年4月27日から8月24日にかけて計1万7,668件の迷惑メール送信が確認されました。被害に遭ったのは計6アカウントで、メール本文等が閲覧された可能性が否定できません。なお、Gmail 以外のサービスや学内ネットワークへの侵入形跡、二次被害は確認されていません。同大学は被害アカウントの停止措置を講じるとともに、学生に対する多要素認証の必須化などの再発防止策を実施しています。

立教大学が Google アカウントに不正アクセス被害、1万7,668件の迷惑メール送信で個人情報閲覧の可能性
立教大学は、学生および卒業生が利用する Google アカウントが第三者による不正アクセスを受け、学外へ迷惑メールの送信や個人情報が閲覧された可能性があることを2026年9月8日に公表しました。
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不正アクセスによる迷惑メール送信に関するお詫びと報告|立教大学
www.rikkyo.ac.jp
不正アクセスによる迷惑メール送信に関するお詫びと報告|立教大学

国立大学法人東京科学大学

  • 情報基盤が不正アクセスを受け、統合当時の学生や教職員らの個人情報が漏えいした可能性
  • 漏えいした可能性があるのは氏名や住所、メールアドレス等で、大学病院の患者情報は含まれていない
  • 対策本部を設置して影響範囲等の調査を進めるとともに、大学組織をかたる不審なメール等への注意を呼びかけている

東京科学大学は2026年9月7日、学内の情報基盤が第三者による不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした疑いがあると公表しました。同大学は本件の判明後、被害拡大を防ぐ措置を講じるとともに「情報セキュリティインシデント対策本部」を設置して本格的な調査を実施しています。漏えいした可能性があるのは、同大学ならびに旧東京工業大学・旧東京医科歯科大学の統合当時に在籍していた学生や教職員等の氏名、住所、メールアドレスを含む個人情報です。影響の範囲や漏えいした情報の詳細は調査中ですが、大学病院の患者情報の漏えいは確認されていません。同大学は組織をかたる不審なメール等への注意を呼びかけています。

東京科学大学で学内の情報基盤に不正アクセス、統合当時の学生や教職員らの個人情報が漏えいした可能性
東京科学大学は2026年9月7日、学内の情報基盤が第三者による不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした疑いがあることを公表しました。
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情報基盤への不正アクセスによる個人情報漏えいの疑いについて(第一報)|国立大学法人東京科学大学
www.isct.ac.jp
情報基盤への不正アクセスによる個人情報漏えいの疑いについて(第一報)|国立大学法人東京科学大学

デジタル庁

  • ガバメントソリューションサービス(GSS)が不正アクセスを受け、職員や事業者等の個人情報約24.6万件が漏えいした可能性
  • 原因はVPN機器の脆弱性の悪用で、公務員等の氏名やメールアドレス、電話番号などが対象
  • 一般の個人情報やマイナンバーは含まれず、二次被害は未確認だが、接続方法の見直し等で再発防止を図る

デジタル庁は2026年9月11日、運用するガバメントソリューションサービス(GSS)が第三者からの不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした可能性があると公表しました。同年6月25日に保守運用担当者のアカウントによる不審なファイルアクセスを検知し調査を行った結果、VPN機器の脆弱性を悪用した侵入が判明したものです。漏えいした可能性があるのは公務員等および事業者等の計約24.6万件の氏名、メールアドレス、電話番号等です。一般の個人情報やマイナンバー、口座情報は含まれておらず、二次被害も確認されていません。同庁はアカウント停止や通信遮断を実施し、脆弱性管理や接続方法の見直しを進める方針です。

デジタル庁が GSS に不正アクセス被害、職員らの個人情報約24.6万件が漏えいした可能性
デジタル庁は、運用するガバメントソリューションサービス(GSS)への不正アクセスにより、個人情報が漏えいした可能性があることを2026年9月11日に公表しました。
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ガバメントソリューションサービスへの不正アクセスによる職員等の個人情報の漏えいの可能性について|デジタル庁
www.digital.go.jp
ガバメントソリューションサービスへの不正アクセスによる職員等の個人情報の漏えいの可能性について|デジタル庁

株式会社LEAN BODY

  • 利用する分析ツール「Metabase」が不正アクセスを受け、退会者を含む約44万アカウントの顧客情報が漏えい
  • 漏えいしたのはメールアドレスや属性情報等で、カード番号全体やセキュリティコード、暗号化解除用情報は含まれていない
  • 原因はツールの脆弱性更新不備の可能性が高く、侵入経路の遮断やツールの更新、関係機関への速報提出を実施済み

株式会社LEAN BODYは2026年9月15日、利用する分析ツール「Metabase」が第三者による不正アクセスを受け、退会者を含む約44万アカウントの顧客情報が外部に取得されたと公表しました。同年8月11日から複数回にわたり情報が取得されており、9月8日に異常を検知して翌9日にアクセス経路の遮断とツールの更新を実施しました。漏えいした可能性があるのはメールアドレスや属性情報、契約・支払い情報等です。なお、カード番号全体や暗号化の解読に必要な情報は取得されておらず、不正利用も確認されていません。同社は個人情報保護委員会への報告や対象者への周知を進めています。

株式会社LEAN BODYが不正アクセス被害、約44万アカウントの顧客情報が漏えい
株式会社LEAN BODYは、利用する分析ツール「Metabase」が第三者による不正アクセスを受け、退会者を含む顧客情報が外部に取得されたことを2026年9月15日に公表しました。
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弊社が利用する分析ツールへの不正アクセスによるお客様情報の取得について(お詫び)|株式会社LEAN BODY
lean-body.co.jp
弊社が利用する分析ツールへの不正アクセスによるお客様情報の取得について(お詫び)|株式会社LEAN BODY

タイムズモビリティ株式会社

  • Webサイトが不正アクセスを受け、退会者を含む約660万件の会員情報が漏えい
  • 漏えいしたのは氏名や住所等のほか、運転免許情報や本人確認書類画像、連携サービスIDなども含まれる
  • パスワードの不正利用やクレジットカード情報の漏えいは確認されておらず、調査や警察への報告、注意喚起を実施

タイムズモビリティ株式会社は2026年9月25日、運営するカーシェアリングサービス「タイムズカー」のWebサイトが第三者による不正アクセスを受け、会員情報が漏えいしたと公表しました。漏えいしたのはタイムズカー会員とタイムズビジネスサービス会員の計約660万件で、退会済みの会員も含まれます。漏えい情報には氏名、住所、生年月日、電話番号、運転免許情報、免許証画像などの本人確認書類情報、連携サービスID等が含まれます。なお、パスワードは復元不可の形式で保管されており不正利用の可能性はなく、クレジットカード情報も含まれていません。同社はアクセス経路の遮断や調査、警察への報告、注意喚起を進めています。

「タイムズカー」のWebサイトへ不正アクセス、免許情報含む約660万件の会員情報が漏えいか
タイムズモビリティ株式会社は2026年9月25日、同社が運営するカーシェアリングサービス「タイムズカー」が外部から不正アクセスを受け、会員情報が漏えいした可能性があることを公表しました。
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「タイムズカーWebサイト」への不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性について(第1報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社
share.timescar.jp
「タイムズカーWebサイト」への不正アクセスによる個人情報漏えいの可能性について(第1報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社
「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第2報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社
share.timescar.jp
「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第2報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社
「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第3報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社
share.timescar.jp
「タイムズカーWebシステム」への不正アクセスに関する調査結果および今後の対応について(第3報)※追記あり|タイムズモビリティ株式会社

執筆者

中薗 祐也

中薗 祐也

前職でネットワークエンジニアに5年半従事し、大規模プロジェクトにおいて監視から設計フェーズまで一貫した業務を経験。CCNP 等の専門資格を保持し、ネットワーク分野における高い専門知識を保有する。2026年1月、USEN ICT Solutionsにセキュリティエンジニアとしてジョインし、サイバーセキュリティラボの企画運営や記事執筆を担当するほか、社内の新規事業の立ち上げにも参画。ネットワークエンジニアの知見を活かしつつ、セキュリティエンジニアとして日々セキュリティ技術に関する専門知識の習得に邁進している。
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