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Episode512023.02.07

IPアドレスとは?通信に欠かせない理由やその役割・種類を解説。IPの基本をICT Solution!

著者:情シスマン
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情シスやエンジニアなど、IT系業務を生業としている方なら一度は絶対耳にする、情シスの基本の「き」でもあるIPアドレス。

今回は初心者向けにIPアドレスをしっかりと理解できるよう解説していきたいと思います。

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そういえばもうすぐ新人が入社するんだったっけな。新しいPCとか携帯を用意しておかなきゃなぁ...あぁ、Google Workspace のアカウントまだ残ってたっけなぁ...

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何をぶつぶつ言っている!はじめくん。
来月の頭から入社する新人だが、どうやら出身が理系らしい。人事部の子が言っていた。
君も人が足りないとか言っていただろう。君の部下にしようかと思っているがどうだ?

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な、なんですってぇぇええ?!いよいよ僕も後輩を持つ日が...
部長!ありがとうございます!これは大変だ!準備をしなければ!!

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うむ、まあ励みたまえ。

多田野部長はそう言い放ち、部屋に一人残されたにのまえ。ペンを回しながらぼーっと天井を仰ぐ。

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うーん...理系って言ってもどの程度なんだ?最近の子はクラウドについての方が知識が豊富なのかなぁ。
いやでもまずは物理ネットワークからだろう。とりあえずIPアドレスくらいは分かるよな…? もしも質問されたら上手に説明できるかな。ああ胃が痛くなってきた...。  

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”ええ~?にのまえ先輩こんなことも教えてくれないんですかぁ?全然頼れないんですけどー"

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い...いやぁ、そう言われても、先輩ったって神ではないし、自分で理解している事と人に説明出来るのとではまた別のスキルが...って情シスマンさん!
やめて下さいよ。縁起でもない!ああ、しかし良いところに来てくれました。一個だけ聞きたいんです。

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む?なんだ?

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IPアドレス...って何ですか?

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お前ってやつはー...。

IPアドレスとは? インターネットにおける住所的役割

IPアドレスとは「Internet Protocol Address」の略だ。ネットワークに繋がっている通信機器(プリンターやPC、スマホなど)に割り振られている識別番号の事で、その機器がネットワークのどこに存在しているかを示す為の「住所の役割」を担っている。

世界中に広がるインターネットの世界でも、送信元と送信先の居場所が分かるからこそデータを送受信することが出来るぞ。

IPアドレスの種類とは?

現在のIPアドレスは「192.168.0.0」のようにピリオドによって4つのブロックに区切った数字の塊で表現されるIPv4(Internet Protocol version4)アドレスが主流だ。

IPアドレスは自宅の住所と同じように、それが使われるエリアの中でユニーク(唯一無二)である必要がある。用途や接続の仕方によってそれぞれ2種類に大別されるので一つ一つ見ていこう。

用途による分類【グローバルIPとプライベートIP】

IPアドレスには、インターネットという世界規模のネットワーク内でユニークであるグローバルIPアドレスと、社内ネットワークなどのLAN(ローカルネットワーク)内でユニークとなるプライベートIPアドレスの2種類がある(ローカルIPアドレスとも呼ばれる)。プライベートIPアドレスはグローバルIPアドレスとは違い、そのネットワーク内で識別できれば良いので、他のネットワークでは同じ番号が使われている可能性がある。

いずれも通信機器の居場所を明示する識別番号であることに変わりはないが、グローバルIPアドレスはインターネットの世界でデータをやり取りする時に使われ、プライべートIPアドレスは自宅LANや社内LANなどの限られたエリアの中で使われる。

グローバルIPアドレスが必要な通信機器で最も想像しやすいのはWEBサイトを運営する為の外部公開用サーバーだろう。私たちがネットを通じて利用している通販サイトや動画配信サイト等は全て裏側でサーバーという通信機器が動いている。世界中どこにいてもネット環境があればアクセスできるわけで、サーバー運用にグローバルIPアドレスが必要なのは想像に容易いだろう。

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また、グローバルIPアドレスは全世界でユニークである必要がある為、各国でアドレスが重複しないように管理している機関があり、コンシューマーユーザーや企業はプロバイダー事業者との契約によってグローバルIPアドレスが提供される。

対してプライベートIPアドレスはその通信機器が所属するネットワーク内でユニークであれば良いので、ネットワーク管理者が任意のアドレスを各通信機器へ設定する事が出来る。

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グローバルIPとプライベートIPに関する詳しい解説はこちら
グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの違いとは?【初心者向け・図解付】
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接続の仕方による分類【動的IPアドレスと固定IPアドレス】

IPアドレスには、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの他に、接続の仕方による分類もある。それが動的IPアドレスと固定IPアドレスだ。グローバルIPアドレスの中にも動的と固定の2種類あり、プライベートIPアドレスにも動的と固定の2種類の設定方法がある。

通信場所

IPアドレスの種類

接続方法による分類

インターネット

グローバルIPアドレス

動的IPアドレス

固定IPアドレス

・家庭内
・会社内

プライベートIP

動的IPアドレス

固定IPアドレス

動的IPアドレスとは、変動の可能性があるIPアドレスのことだ。一定時間が経過したり、接続をし直したりする度にIPアドレスが変わる。反対に固定IPアドレスは変動しないIPアドレスの事を指す(静的IPアドレスとも呼ばれる)。どちらの接続の仕方が最適かによって動的か固定かを選択することになるのだが、アクセスされる事があるなら固定/アクセスするだけなら動的と理解するのが簡単だろう。

私たち人間の世界でもお互いの自宅の住所が固定であればいつでも双方から手紙を送り合えるが、片方がバックパッカーで滞在ホテルなど居場所がコロコロ変わる場合、バックパッカーが移動してしまったらもう手紙は届かない。一見不便のように感じるが、最初からバックパッカーに手紙を送るつもりがなければこれで充分だろう。

インターネットの世界に置き換えると、街中にあるフリーWi-Fiを使ったり自宅からスマホやPCを使ってWebサイトにアクセスするだけであれば、その時使うグローバルIPアドレスを動的に払い出してもらえばいいので、基本的に動的IPアドレスを使うことになる。対向のWebサイト側はアクセスされる側にあるので、常に同じIPアドレスでないと利用者がアクセスできない為、固定IPアドレスで運用する必要があるというわけだ。

自宅や社内LANというローカルなネットワークの中で使われるプライベートIPアドレスにおいても固定IPで設定するものは多々ある。プリンターやファイルサーバー、外部向けにグローバルIPアドレスを付与していたルーターにも社内LAN向けにプライベートIPアドレスが固定で設定されている。

IPアドレスの形式による種類【IPv4とIPv6】

グローバルIPアドレスは全世界でユニーク(唯一無二)でなければならないことを前述したが、現在主流のIPv4は無限ではなく、最大で43億個(2進数の数字32桁分)までしか払いだせない仕様になっている。

そしてそのIPv4は現在枯渇状態にあり、いずれ在庫がなくなってもいいようにIPv6(Internet Protocol version6)が既に用意されている。IPv6は約340澗個(2進数の数字128桁分)まであるので、ほぼ無限に近い在庫が用意されているといってもいいだろう。

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IPv4とIPv6に関する詳しい解説はこちら
IPv6・IPv4とは?違いや移行する際の注意点も紹介
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IPアドレスの確認方法・調べ方

自分が今使用しているIPアドレスが気になったことはあるだろうか?通信機器同士がやりとりする為のものなので、ネットワーク管理者でもない限り気になることもないだろうが、実は簡単に調べる事が出来る。

グローバルIPアドレスを調べる(PC/スマホ共通)

グローバルIPアドレスは、自身のIPアドレスが表示されるWebサービスやサイトで確認する事が出来るぞ。有名なのは「CMAN」だろう。アクセスしたら最初の画面で「あなたの利用しているIPアドレス」が表示される。

固定でグローバルIPアドレスを設定しているルーター配下にいれば、PC/スマホのどちらからこのサイトにアクセスしても同じIPアドレスが表示されるだろう。動的でグローバルIPアドレスを利用している場合は、確認のたびに異なる数字が表示されるかもしれない。

プライベートIPアドレスを調べる(Wi-Fiルーターによる割り振りなど)

プライベートIPアドレスはローカルネットワーク内の機器ごとに付与される識別番号になるので、PCとスマホで確認方法は変わる。

より身近なスマホから説明しよう。スマホの場合は、Android および iPhone とも設定メニューから確認できる。「設定」⇒「Wi-Fi」⇒通信中のWi-Fiを選択⇒下の方に「IPアドレス」と書いてある欄がそのスマホが利用しているIPアドレスだ。

一方、Windows の場合はコマンドプロンプトで確認ができる。「Windows キー + R」を押して「cmd」入力してOKすると、黒い背景に白文字のコマンドプロンプトが立ち上がる。最初にカーソルが合っている箇所に「ipconfig」と入力してEnterを押下すると様々な情報が出力されるが、その中の「IPv4 アドレス」が現在のPCのIPアドレスだ。

IPアドレスから得られる情報

IPアドレスが人に知られてしまうと、自宅の住所まで特定されてしまうのではないか?と心配になるかもしれない。しかしグローバルIPアドレスで特定できるのはせいぜい国等の地域や契約しているプロバイダー事業者がどこなのかというレベルだ。

個人情報がみられてしまうことってあるの?

前述の通り、IPアドレスだけでユーザーの自宅の住所やその他の個人情報を特定する事は基本的に出来ない。

しかし契約しているプロバイダー事業者に限り、それらを特定する事が出来る。実際にネット上での誹謗中傷における損害賠償請求では、加害者の個人情報を特定するために、まずは裁判所経由でプロバイダー事業者へ開示請求を行う等のやりとりがある。

つまりプロバイダーではない一般人同士である場合は訴訟問題にならない限り個人情報は特定されないということだ。

しかしIPアドレスがユニークであることを利用して、インターネット上で特定のユーザーを追跡されてしまう可能性はある。匿名で投稿できる掲示板やSNSで、複数人を装って書き込んだコメントが同一IPアドレスからの投稿である場合、自作自演であると批判の対象になってしまうかもしれない。

個人が特定されなくてもネット上でのトラブルに使われる可能性はゼロではないのだ。

IPアドレスの構造を解説!識別部分とクラスとは?

IPアドレスは「192.168.0.0」のようにピリオドによって4つのブロックに区切った数字の塊であると話したが、これは人間用に可読性を高めたもので、コンピューターが識別しているのはこれを2進数にした状態のものである。

ちなみにピリオドで区切られたブロックの単位をオクテットといい、左から第1オクテット.第2オクテット.第3オクテット.第4オクテットになっている。

何故二進数なのか?というと、コンピューターがONとOFFの二つの状態しか表現することができないからだ。この状態を数字に置き換えると、「OFFの状態を0」、「ONの状態を1」とすることができ、使える数字は0と1の二つだけとなる。

10進数: 192.168.0.0→2進数: 11000000.10101000.00000000.00000000

識別部分

2進数に変換したIPアドレスは前半の「ネットワーク部」と後半の「ホスト部」に分けることができ、ネットワーク部は、そのIPアドレスが属しているネットワークを識別するための部分となる。そしてホスト部は、ネットワーク内のコンピューターを識別するための部分だ。

この二つを合わせて、どのネットワークに属しているどの通信機器かを表現している。

例えば「192.168.0.12」というIPアドレスを例に挙げてみよう。2進数に直すと「11000000.10101000.00000000.00001100」となる。ネットワーク部が「11000000.10101000.00000000.」の第3オクテットまでだと仮定すると、ホスト部が「00001100」となる。

ここで、”第3オクテットまでだと仮定すると”と表現したが、「ネットワーク部」の桁数は予め決まっているわけではない。別途サブネットマスクという情報を参照する必要がある。サブネットマスクはネットワーク部とホスト部がどこで区切られているのかを明確にする為の情報だ。

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はいはい、昔勉強しましたよ。懐かしいですね。
でもこれ新人さんに理解出来るかなー...?

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うむ、先程の「192.168.0.12」の例で以下に説明しよう。

例)

IPアドレス: 192.168.0.12→11000000.10101000.00000000.00001100
サブネットマスク: 255.255.255.0→11111111.11111111.11111111.00000000

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サブネットマスクは1になってるところがネットワーク部、0がホスト部を示している。

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つまり192.168.0のネットワークに所属している12の通信機器を示しているってことですね。

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その通りだ。

クラスについて

IPアドレスには、ネットワーク部とホスト部の割り当て桁数による「クラス」と呼ばれる考え方がある。クラスには「クラスA」~「クラスE」の5種類があり、ネットワークの規模や用途によって使い分ける。それぞれのクラスは先頭の数字により区別することができるようになっている。

「0」で始まるIPアドレスはクラスAとなり、1つのネットワークにたくさんのコンピューターを接続するような「大規模ネットワーク向け」だ。

「10」で始まるアドレスはクラスBとなり、ネットワーク数とホスト数のバランスが取れているという特長から、ネットワーク数にもホスト数にも柔軟に対応する必要のある「中規模ネットワーク向け」だ。

「110」で始まるアドレスはクラスCとなる。クラスCは各ネットワークのホスト数が最大254台に制限されるため「小規模ネットワーク向け」と言える。

「1110」から始まるクラスDはマルチキャスト用のアドレス、「1111」のクラスEは研究用のアドレスになる為、一般には割り与えられることはないぞ。

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サブネット化でIPアドレスを有効利用

IPアドレスのネットワーク部とホスト部によって、どこのネットワークのどの通信機器なのか?が表現されていることが理解できたことだろう。

更にサブネットマスクによってどこまでをネットワーク部にするかが決まる事も分かった。ネットワーク部の桁数を大きくすれば多くのネットワークを作成できるし、ホスト部を大きくすれば1個のネットワーク内に多くのホストを登録する事が出来る。

しかし現実的には一つのネットワークに沢山のホストを置くというのは、ネットワークの負荷を考えるとあまり好ましくない。

そこでサブネット化という技術が活躍する。サブネット化は「更に細かいネットワークを作ること」だ。サブネット化は主に情シス担当者がプライベートIPアドレスを設計する時に使う技術である。

例)

①総務部 A子さんのPC情報
IPアドレス:192.168.0.12→11000000.10101000.00000000.00001100
サブネットマスク:255.255.255.0→11111111.11111111.11111111.00000000

②企画部 B男さんのPC情報
IPアドレス:192.168.0.76→11000000.10101000.00000000.01001100
サブネットマスク:255.255.255.0→11111111.11111111.11111111.00000000

この二人のPCはネットワーク部が同じなので、現時点だと同じネットワークの中に属していることになる。

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この192.168.0(11000000.10101000.00000000.)のネットワークにはA子さんのいる総務部やB男さんのいる企画部の通信端末が纏められているが、ホストの数が多ければこのネットワーク内に流れるデータ量が多くなるのでネットワークに負荷がかかる可能性がある。

そこで総務部と企画部の為に副ネットワークを作ろうと思う。これがサブネット化だ。具体的にどうするかというと、サブネットマスクを255.255.255.0(11111111.11111111.11111111.00000000)ではなく、255.255.255.240(11111111.11111111.11111111.11110000)に変えるのである。すると11000000.10101000.00000000.のネットワーク内にA子さんが属する総務部用の0000のネットワークとB男が属する企画部用の0100のネットワークが誕生する。

ネットワークを細分化することで効率的に通信を行う事が出来る。ただし、それぞれのネットワークはルーターで繋ぐ必要があるぞ。

①総務部 A子さんのPC情報
IPアドレス:192.168.0.12→11000000.10101000.00000000.00001100
サブネットマスク:255.255.255.240→11111111.11111111.11111111.11110000

②企画部 B男さんのPC情報
IPアドレス:192.168.0.76→11000000.10101000.00000000.01001100
サブネットマスク:255.255.255.240→11111111.11111111.11111111.11110000

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サブネット化...あまり意識したことがなかったなぁ。ネットワーク構築って奥が深いんだなぁ。

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構築はその後の運用も視野に入れておきたいところだな!

IPアドレスとドメインやDNSの関係

さて、ここからはグローバルIPアドレスに特化した内容になる。グローバルIPアドレスはインターネット上の住所であり、インターネット上でデータをやり取りする際には必ず必要になる。

私たちがネットでどこかのサイトにアクセスする時、そのサイトのIPアドレスを目掛けてアクセスしているのだ。Google や Yahoo!、当社の https://www.gate02.ne.jp/ のサービスサイトも裏側ではIPアドレスが設定されている。

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でもこれまでIPアドレスを直接検索バーに打ったことなんかないぞ?!という人が殆どでしょうね

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そうだな。ドメインについても説明していこう

ドメインの役割とは

IPアドレスについて、コンピューターが理解できる2進数の可読性を高めたものが10進数表記だったが、やはり数字の羅列は人間には覚えにくい。

PCやスマホ同士のやりとりでは問題ないが、私たちがWebサイト(正確にはWebサイトのデータが保存されている公開用サーバー)にアクセスする時には大変不便だし、アクセスしてみないとどこのサイトか分からないというのもややこしい。

それらを解決するために作られたのが「ドメイン」だ。ドメインはアルファベットや数字からなる文字列で、URLの一部となるもの。当メディアであれば「gate02.ne.jp」がドメインにあたる。

「.jp」や「.com」や「.net」の部分はドメイン種別といって、あらかじめ用意された種類の中から選べるようになっている。例えば 「.jp」なら日本国内の団体が取得できるドメインというように、ドメイン種別によってルールが定められている。

「.〇〇〇」の前の文字列は、各利用者が任意の文字列(3文字以上)を設定することが出来るので、会社名や単語などをドメインにすることで、どこの会社のサイトなのかが分かりやすくなる。

DNSとはドメインとIPアドレスを結ぶシステム

しかし、自社のWebサイト用にドメインを取得したところで通信はIPアドレス同士で行うものなので、そのドメインが含まれるURLを叩いたところでどこにもアクセスは出来ない。

そこで必要になるのが、「このドメインに紐づくIPアドレスはこれだ」と紐づける設定作業である。その設定を登録しておくのがDNS(Domain Name System)だ。

DNSに設定を登録しておくことで、ドメインとIPアドレスが相互変換されるので、私たち一般ユーザーがスマホなどでURLを打つと、裏側で即時変換されて紐づくIPアドレスのサイトにアクセスする事が出来るということだ。

固定IPアドレスが必要になったら?固定IPアドレスの取得方法とは

社外から社内のシステムに安全にアクセスさせたい、クラウドサービスへのアクセス制限をしたい…などなど、固定IPが必要なケースは多々ある。

固定IPアドレスが必要になった場合は、固定IPアドレスが付与されている(もしくはオプションで選べる)プロバイダーの契約が必要だ。

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僕が説明するよりよっぽど分かりやすかったです。しっかり録音したので新人さんにはこの録音を聞かせよう!

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お前ってやつは...。

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はじめくーーん!悪い悪い先程の新人さんなのだが、理系なのではなくパリピ系ということだった!はじめくんの部下としての配属は白紙にしてくれ。暫くまた一人だが、まあ精進するように!

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ええぇぇぇええぇぇえーーーー??!!

解決

ICT SOLUTION !

情報システムに携わっていない人だと、IPアドレスを意識したことはないかもしれない。しかしインターネットの世界の仕組みを知る事で役に立つ場面もあるだろう。是非万人の参考になれば幸いだ。

サービスのお問い合わせはこちら

USEN GATE 02 で扱っているインターネット回線のほどんどは固定IPアドレスが1つ以上ついており、必要な数に応じて契約プランを選ぶことができるぞ。

固定IPアドレスがある回線について確認したい方は以下より各サービスをチェックしてみてくれ!

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TO BE CONTINUED…

本記事の著者

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情シスマン

本メディアの主人公。職業はヒーローで、趣味はトラフィック監視。様々な武器を駆使して情シスにまつわる問題や悩みを解決している。ITをよく知らないのに、情シス担当になってしまった人の味方です。いや、正義の味方じゃなく、正義そのもの。困っている人がいたら、助けたいお人よし。

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