Web会議中の背景は何が良い?おすすめのバーチャル背景や設定方法を紹介
テレワークやリモートワークが増えた今、Web会議システムが広く普及しており、Web会議に参加する機会が増えた方も多いでしょう。
しかし、自宅や外出先からWeb会議に参加する際に、自身が映る背景が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、Web会議中におすすめの背景や選び方のポイントを解説します。
各ツールの背景設定方法についても説明しますので、この記事を参考に、ビジネスシーンに相応しい背景を選びましょう。
Web会議中の背景はどうする?
リモートワークの増加に伴ってWeb会議が増えていますが、自身が参加するとなった際に映像の背景が気になる人も多いでしょう。
画角によっては壁だけでなく、ベッドや棚など部屋の一部が背景に映り込むため、抵抗感を感じる方もいます。
ここでは、テレワーク中の背景を隠す方法をご紹介しますので、背景が気になる方は取り入れてみてください。
背景をぼかす
Google Meet や Microsoft Teams など一部のWeb会議ツールには、「背景ぼかし」機能が備わっており、背景だけをぼかして人物をくっきり見せることができます。
自室を見せたくない場合や、背景に機密情報が映り込んでしまう場合に有効です。
ただし、ぼかしは全てのデバイス、ツールで使用できるわけではないので事前に確認が必要です。
バーチャル背景を設定する
バーチャル背景とはWeb会議ツールで利用できる機能で、カメラに映る背景のみを仮想の背景に置き換えることが可能です。一部ツールによっては別の呼称があったりもしますが、一般的にはバーチャル背景という言葉が認知されています。
背景画像は各Web会議ツールの中からテンプレートを選ぶか、自身のデバイスに保存されているファイルもアップロードして設定できます。
バーチャル背景を利用すれば、ぼかし機能よりもさらに実際の背景を隠すことができるため、画角に部屋が映り込んでしまう場合でも生活感を出さずに済みます。
また、外出先でWeb会議に参加する際も、プライベートな空間を確保できないケースがあるため、バーチャル背景を利用すると便利です。
Web会議中のバーチャル背景を選ぶコツ
Web会議に役立つバーチャル背景ですが、どういったものを選べば良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、バーチャル背景の選び方のポイントを紹介します。
TPOに合った背景にする
Web会議でのバーチャル背景を選択するにあたって、大切なのはTPOです。
取引先など外部の人とやり取りを行うWeb会議においては、自身の印象が悪くなったり、相手が不快に思ったりすることもあるということを考慮しましょう。
プライベートの写真や過度にカジュアルな画像は、ビジネスシーンではなるべく避けた方が良いかもしれません。
著作権侵害にあたらない背景にする
プライベートのテレビ通話等であれば問題ないですが、ビジネスにおいてはWeb会議で使用する背景が著作権侵害にあたらないように注意しなければなりません。
Google の画像検索で出てくる画像は大半が著作権で守られているもののため、安易に使用すると著作権侵害となる可能性があります。
著作権フリーの画像が探せるサイトは後でご紹介します。
伝えたい情報が分かる背景にする
取引先や顧客、社内で初めて会う人とのWeb会議においては、自身の名刺やプロフィールカードを背景に設定するのもおすすめです。
背景に設定しておけば、自己紹介を兼ねることができ、相手に自身を印象付けられます。
また、自社のロゴやサービス・製品のロゴ等があれば、目立つ位置に差し込んでも良いかもしれません。
無料あり!Web会議用のバーチャル背景がダウンロードできるサイト5選
Zoom や Microsoft Teams など、テンプレートが充実しているWeb会議ツールもありますが、それでは不十分という方向けに、バーチャル背景がダウンロードできるおすすめのサイトを5つご紹介します。
無料で利用できるサイトもあるので参考にしてみてください。
写真AC・イラストAC
引用元:写真AC
写真ACやイラストACは日本の会社が運営しているサイトで、高品質な写真やイラストが無料でダウンロードできます。
加工や商用利用もでき、モデルの許可済み人物写真も豊富に揃えられているのが特徴です。
オフィスの写真など、日本のビジネスシーンに合った違和感のないデザインの背景が見つかるでしょう。
Pixabay
引用元:Pixabay
Pixabay は、4,400万点以上のフリー画像をダウンロードできるサイトで、会員登録をせずに無料でダウンロード可能です。
ビジネスで利用しやすいシンプルなデザインのイラストや写真も数多くあります。
海外クリエーターの作品が多く、お洒落でスタイリッシュな背景にしたい方におすすめです。
Shutterstock
引用元:Shutterstock
Shutterstock社が提供する、ロイヤリティフリーの写真やイラスト、ベクター画像を、定額制あるいは個別ダウンロードベースの利用料で配信しているサイトです。
4億点以上という膨大な種類からダウンロードが可能です。
無料系のサイトはダウンロードの回数制限が厳しかったり、都度広告の視聴が必要だったりするケースが多いので、そういったものが煩わしいという方にはおすすめです。
無印良品
引用元:無印良品
コロナ禍以降、自社のサービスやIPを活かしてバーチャル背景を無料配布する企業が増えました。
無印良品もそのうちの1社で、このサイトでは無印良品らしいシンプルでモダンなインテリアを配置した背景画像がダウンロードできます。
zooome
引用元:zooome
株式会社クリップが運営する zooome は、バーチャル背景名刺に特化したツールです。
名前や会社名をフォーム入力することで、自動で名刺らしいデザインの背景を出力してくれます。自社のWebサイトなどに誘導したい場合は、QRコードも発行して配置することができます。
Web会議ツールの背景設定方法
「背景を変えたいけれど、どのように設定したら良いか分からない」という方も多いでしょう。
ここでは、主要なWeb会議ツールでの背景設定方法を解説していきます。
意外と簡単に設定が行えますので、まだバーチャル背景を使用したことがないという方は参考にしてみてください。
※アプリ版・ブラウザ版、デバイスなどの違いによって一部方法が異なる場合があります。
※主に会議参加中の設定方法を紹介しています。
Zoom の背景設定方法
Zoom のテンプレートを設定する場合
- 「ビデオの停止」横の矢印ボタンをクリックする。
- 「ビデオの設定」をクリックする。
- 「バーチャル背景」をクリックする。
- 表示されるバーチャル背景から好きなものを選択する。
自分で用意した画像を設定する場合
- バーチャル背景一覧の右側にある「+」ボタンから画像を追加する。
- 自分で用意した画像を背景として選択する。
Google Meet の背景設定方法
引用:Google Meet
Google が提供するWeb会議ツールである「Google Meet」は、Google アカウントがあれば誰でも無料で利用できます。
Google Meet ではバーチャル背景を「ビジュアル エフェクト」と呼称しています。
背景設定方法は以下の通りです。
Google Meet のテンプレートを設定する場合
- 画面下部の「…」アイコン(実際には縦並び)をクリックする。
- [ビジュアル エフェクトを適用」をクリックする
- 一覧で表示されるバーチャル背景から好きな背景をクリックする。
自分で用意した画像を設定する場合
- テンプレートを設定する場合と同じ作業をする。
- 「ぼかしとパーソナル背景」に表示される「+」ボタンをクリックする。
- 設定したい画像をアップロードして選択する。
Microsoft Teams の背景設定方法
Teams のテンプレートを設定する場合
- 画面上部の「…」ボタンをクリックする。
- 「背景効果を適用する」をクリック
- 背景一覧から好きな背景を選択し、「適用」をクリックする。
自分で用意した画像を設定する場合
- テンプレートを設定する場合と同じ作業をする。
- 「+新規追加」のボタンをクリックする。
- 設定したい画像をアップロードして選択し、「適用」をクリックする。
Web会議で使用する背景は、ビジネスシーンに相応しいかを意識しながら選ぶと良いでしょう。
自宅や外出先でWeb会議を行う際、背景となるカーテンや壁の色・模様を工夫するのも良いですが、「自宅のカーテンの色がビジネスに合わない」「部屋が散らかっているので背景にするのが恥ずかしい」という場合は、バーチャル背景を設定するのがおすすめです。
バーチャル背景として利用できるイラストや写真は無料でダウンロードできるものが多く、設定も比較的簡単です。バーチャル背景を取り入れようと思っている方はこの記事を参考に、ビジネスに合う背景を設定して、Web会議をスムーズに進めていただけたらと思います。