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社内ネットワークのWi-Fi利用!接続のメリットとやり方は?

著者:情シスマン
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社内ネットワークにはLANケーブルを使うほか、Wi-Fi(無線LAN)にするという選択肢もあります。企業によってはタブレットやスマホを業務で利用していたり、フリーアドレス制を採用していたりするケースもあります。特にこのような場合において社内ネットワークをWi-Fiにする業務上のメリットは大きいといえるでしょう。ここでは社内ネットワークの構築を考える際、Wi-Fiを採用した場合におけるメリットや注意点について解説します。

Wi-Fiに繋ぐ意味はあるの?メリットは?

社内ネットワークの構築方法には有線と無線(Wi-Fi)があります。どちらかに絞ってしまっても良いですし、両者を併用することも可能です。社内ネットワークをWi-Fiにすることで得られるメリットは、社内のどこにいてもインターネットが使えるようになることです。

有線の場合、インターネットを使いたい場所にいちいち配線作業を行う必要があります。Wi-Fiを導入することで配線工事にかける費用や接続の手間を節約できます。社内ネットワークをすべて無線にしてしまった場合は、ケーブルを使わないので机周りもすっきりします。

もちろん会議室など自分の机以外の場所でインターネットが使えるようになるのも大きなメリットです。特にフリーアドレス制を採用しようとしている企業にとっては魅力が大きいのではないでしょうか。

どれだけの会社が使っている?Wi-Fi環境の導入率

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実際どれくらいの企業が職場にWi-Fi環境を導入しているのでしょうか。全国の社会人男女100名を対象にアンケート調査を実施しました。

【質問】
社内にスマホやタブレットの接続ができるようなWi-Fi環境はありますか?

【回答結果】
ある:48
ない:52

調査地域:全国
調査対象:【年齢】20 - 29 30 - 39 40 - 49 50 - 59 60 【職業】パート・アルバイト 個人事業主 公務員 正社員 派遣社員 経営者
調査期間:2017年07月11日~2017年07月18日
有効回答数:100サンプル

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Wi-Fi普及率はかなり高いという結果に

調査の結果、回答者のうち約半数の人の職場ですでにWi-Fi環境が整備されていることがわかりました。

  • タブレットで仕事をしているので必要。(40代/女性/派遣社員)
  • 事業所によるが、Wi-Fi環境を整備している所があり接続が可能。(40代/男性/正社員)
  • フリーデスクのためWi-Fi環境がセットされている。(40代/男性/正社員)

日々の業務でWi-Fiの必要性を感じている人も多いようです。その一方で、あるにはあるが実際には使用不可、Wi-Fiそのものが導入されていないというケースもあるようです。

  • 全て有線でインターネットが繋がっている。(20代/女性/正社員)]
  • 接続を禁止されているので、使うことができません。(40代/男性/パート・アルバイト)

セキュリティ上の理由からWi-Fiの使用を禁止している企業はそれなりに多いようです。また、もともと業務であまりPCを使わないため、環境構築の必要性を感じないという場合もあるのでしょう。

職場にWi-Fi環境を構築するかどうかについては、各企業のセキュリティポリシーや業務体制の違いで左右されるようです。

社内ネットワークをWi-Fiに!

まずは、Wi-Fiルータ(アクセスポイント)を選定します。Wi-Fiルータには、家庭用のものと法人用のものがありますが、ビジネスユースであれば法人用を選ぶべきです。アクセスポイントに接続している端末同士の通信を禁止するセパレータ機能やVLAN機能、ロードバランス機能などセキュリティ対策に必要な機能が備わっています。

また、1つのWi-Fiルータに何台の端末が接続するかを確認しておきましょう。推奨接続台数を超えるアクセスを行うと通信速度の遅延やWi-Fiルータの故障につながるおそれがあります。 ただWi-Fiルータを導入すれば良いというわけではなく、社内環境やセキュリティポリシーに沿う機器選びが大切です。

Wi-Fi接続するなら!忘れてはならない注意点

社内ネットワークにWi-Fiを取り入れるうえで欠かせないのがセキュリティ対策です。電波を使うWi-Fiは電波の届く場所であれば社外の人でもインターネットに接続できてしまう可能性があります。電波のタダ乗りや外部からの社内ネットワークへのアクセスを防ぐためにも必ずセキュリティ対策を行ってから繋ぐべきです。

最低限やらなければならないセキュリティ対策としては次の2つが挙げられます。

1つ目は、ルータの設定です。ルータではインターネット接続に必要なログインID(SSID)やパスワード設定ができますが、初期設定ではデフォルト値のままになっています。他人に勝手に設定を書き換えられないようにするためにも、必ずログインID、パスワードはデフォルト値から変更しておきましょう。

2つ目は通信電波の暗号化です。暗号化方式にはいくつかありますが、「WEP」は解読がされやすく危険という指摘があります。もし暗号化方式を選ぶのであればより安全性の高い「WPA2」がおすすめです。「WPA2」には「WPA-PSK」と「WPA2エンタープライズ」の2種類の方式があります。

「WPA-PSK」は事前に設定されたパスフレーズを知っている人のみが接続できる形式です。一方「WPA2エンタープライズ」は認証サーバを使って認証を行う形式です。認証サーバを通すことで社員以外の人間がアクセスできなくなるほか、私物の端末がWi-Fiにアクセスするのも拒否できるようになります。特に「WPA2エンタープライズ」はセキュリティが強固だといわれています。

Wi-Fiで便利なことはたくさん!積極的に導入しよう

Wi-Fi環境の導入にはモバイル端末を業務に利用できるようになる、配線工事にかかるコスト削減になるなどさまざまなメリットがあります。Wi-Fiには有線LANにはないセキュリティ上の問題もありますが、セキュリティ機能を備えたWi-Fiルータを選び、必要なセキュリティ関連の設定をきちんと済ませておけば安心です。Wi-Fiを取り入れた社内ネットワークで業務の効率化を目指しましょう。

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オフィスWi-Fi の改善で業務効率 UP 遅延の原因と解消方法
無線環境の整備が進んだことで、今や当たり前となっている「Wi-Fi」。多くの企業で導入が進み、アクセスポイントに接続される機器はPCに限らずさまざまなデバイス、スマホ等に多様化しています。そのような背景で無線環境に流れるトラフィックは年々増加傾向にあり、アクセスポイントへ与える負荷も大きくなり、それが遅延の原因となっているケースは少なくありません。 本資料では、無線環境で遅延が起こりうる原因を整理し、その解消方法を解説しています。
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