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法人向けと個人向けのインターネット回線の違いは?選ぶときのポイントやおすすめ回線も紹介

著者:情シスマン
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業務においてもはや欠かすことのできないのがインターネット回線。クラウドサービスを利用する企業も増加しており、ほとんどの企業においてインターネット回線がなければ業務ができない状態になっているといっても過言ではありません。

今回は法人向けと個人向けのインターネット回線の違いや、選び方のポイントについて解説していきたいと思います。

いま会社のインターネットが遅くて困っている方、実は個人契約のインターネット回線を業務で使っている方、これから会社のインターネット回線を契約するために情報収集している方は必見です。

法人向けと個人向けのインターネット回線の違いは?

個人向け(=家庭用)のインターネット回線を業務で使用している企業も多くあります。個人向けインターネット回線でも最大速度が1Gbpsや2Gbpsのプランがあり、帯域については法人向けインターネットと差異がありません。最近では10Gbpsといったプランが個人向けでも登場しています。

個人契約よりも値段が高くなることが多い法人契約のインターネット回線をわざわざ選ぶべき理由はどういった点になるのでしょうか?

通信の安定性が高い

個人向けと比べると通信の安定性が高いのが法人向けインターネット回線です。

個人向けに比べると様々な帯域や種類(ベストエフォート、帯域保証など)からプランを選ぶことができ、自社に必要なスペックの回線を利用することができます。また、1本のインターネット回線を1社(1ユーザー)で独占して使用できる専有型のインターネット回線も提供されており、共有型回線である個人向け回線と比べると通信の安定性が高いと言われています。

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固定IPアドレスが取得可能

法人向けインターネット回線では固定IPを取得することができます。IPアドレスとはインターネットにおける住所のようなもので、プロバイダーから割り振られます。

常に同じIPアドレスを保持できるものを固定IPと言い、ユーザーを明確に識別することが可能です。外部から社内ネットワークにアクセスできるようにするためにも必要です。最近はセキュリティ向上のために社内からしかクラウドサービスを利用させないようにする企業も増えてきていますが、その設計にも固定IPアドレスは有効です。

セキュリティが充実

法人向けインターネット回線では、企業向けのセキュリティ対策を受けることも可能です。

インターネットの通信時に情報漏えいしないよう、マルウェアをブロックする機能が付帯していたり、固定IPアドレスを利用したVPNを構築してセキュアな拠点間通信を行うことができます。

サポート体制が充実

インターネットに何か問題が起きてしまうと業務に大きな支障をきたします。

法人向けインターネット回線では、そういった問題に対して即座に対応できるよう、法人専用の窓口が設けられていることがほとんどです。中には24時間365日の現地対応サポートが受けられるサービスもあります。

経費として計上できる

法人向けインターネット回線の契約では法人名義での契約が可能なため、税務申告に必要な領収書発行になります。法人名が記載された領収書になるため、経費として計上することが可能になります。

企業が法人向けインターネット回線を選ぶときのポイント

法人向けインターネット回線を選ぶ際に確認したいポイントについて解説します。

提供されているプランが自社に合っているか

法人向けインターネット回線は、各ベンダーが多種多様なプランを提供しています。

必要な帯域はどのくらいなのか、安定性を求めるのかコストを抑えるのかなど、業務内容や用途、重視するポイントによっても選び方が変わります。まずは今使用している回線のプランや実際の通信量などを把握し、必要なスペックを算出してみましょう。

サポートや保証が十分か、SLAが装備されているか

企業においてインターネットは事業の生命線。サポートや保証が十分かどうかは重要でしょう。24時間365日の窓口対応・現地対応があれば、何かトラブルがあった時にも復旧まで支援してくれるため安心して利用することができます。

また、SLA(Service Level Agreement:サービス品質保証制度)が装備されているかも重要です。SLAとは、網内遅延時間や可用性、パケットロス率などの通信品質において、万が一規定値を下回った場合に利用料金の一部を返還する保証制度で、ビジネスでインターネット回線を利用するのであれば心強い味方になります。

業務に支障のない通信速度か(最大通信速度・通信速度の保証)

自社の業務においてどのようにインターネットを利用するかで必要とする通信速度は変わります。例えば、大容量のデータ(動画やビッグデータなど)をやり取りする場合は、最大通信速度が速い方が送受信にかかる時間が短縮でき、業務をスムーズに進行することができます。

反対にメールやコミュニケーションツールでのやり取りがほとんどで大きいデータを扱わない業務であれば、最大通信速度が速くてもそこまで送受信スピードが上がるわけではないので、低い通信速度でも問題ない場合もあります。

インターネット回線の混雑による通信遅延が業務に大きく支障をきたす場合、一定の通信速度が保証されている帯域保証(ギャランティ)型のインターネット回線を選択するのもおすすめです。

インターネット回線は一般的にベストエフォートと呼ばれるプランであることがほとんどです。ベストエフォートとは、契約通信帯域(100Mbps・1Gbps・10Gbpsなど)を上限とし、それに近づくよう最大限努力した速度を提供する設計になっていることを指します。そのため、ベストエフォートプランのなかで選べる通信帯域はあくまで「理論上の上限値」と言えます。一方で、帯域保証型は指定の通信速度を保証してくれるプランです。例えば帯域保証型・帯域100Mbpsのインターネット回線を契約した場合は、100Mbpsを要する通信を行った場合必ずその速度を保つことができます。

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ベストエフォート・帯域保証についてはこちら
ベストエフォート・帯域保証・バーストとは?インターネット回線の種類を解説!
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このように業務内容や重視するポイントで選ぶ回線の種類が変わります。

輻輳しにくい回線かどうか

一箇所にトラフィック(アクセス流量)が集中することで混雑状態となる現象のことを輻輳(ふくそう)と言います。

自社管理下にあるネットワーク機器を処理能力が高い機器にリプレースしても解決できない場合は、回線網(フレッツ網)とプロバイダ網の相互接続点である網終端装置(POI)での渋滞が原因であることが考えられます。

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プロバイダーの変更をしても、フレッツ回線を利用している場合、輻輳の可能性は残るため、そもそも輻輳しにくい回線を選ぶことが重要です。「専有型」「IPoE方式」のインターネット回線は輻輳しにくいため、選ぶ際の基準にしてみるといいでしょう。

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IPoEを利用した輻輳回避の方法はこちら
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固定IPアドレスの付与があるか

企業で利用する場合、固定IPアドレスを取得することが望ましいです。社外から社内へのアクセスにVPNを使用する際には固定IPアドレスが必要になります。

また、Webサイトの制作会社がクライアントのサーバーにアクセスする際に、制作会社の固定IPアドレスをもとにアクセスできるネットワークを制限することで、サーバーのセキュリティを担保することができます。

多くの場合、複数の固定IPアドレスを利用できるプランがあります。必要な個数を検討して契約しましょう。

提供エリア内かどうか

インターネット回線には提供エリアの設定があり、導入先のオフィスがそもそもエリア外であれば契約できません。支店が多い企業や拠点拡大が見込まれる企業であれば、その拠点が提供エリアに含まれているかどうかも確認しましょう。

USEN GATE 02 のおすすめ回線

USEN GATE 02 で提供している法人向けインターネット回線の中からおすすめのサービスを解説します。ぜひ回線選択の参考にしてください。

プレミアインターネット

プレミアインターネットは、1社専有型・最大10Gbpsの超高速インターネット回線で、USEN GATE 02の回線サービスの中で最も高品質のサービスです。ベストエフォート型、帯域保証型の2つのプランが用意され、必要帯域により13品目から選択できます。

24時間365日の現地対応サポート、SLA(サービス品質保証制度)、マルウェアブロッキング機能を標準装備し、オプションでトラフィックレポート、死活監視サービスも利用可能です。

現在の提供エリアは東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、および群馬県の一部です。データ通信量の多い企業が、安定したインターネット接続を叶えたいときにおすすめの回線です。

光ビジネスアクセス NEXT

光ビジネスアクセス NEXTは、1社専有型・最大1Gbpsのベストエフォート型インターネット回線で、USEN GATE 02 の回線サービスの中でコストパフォーマンスに優れたサービスです。もちろん24時間365日の現地対応サポート、SLA(サービス品質保証制度)、マルウェアブロッキング機能を標準装備しています。

現在の提供エリアは北海道、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、広島県、福岡県です。

大容量データの送受信はないものの、安定した快適な通信をしたい企業におすすめのインターネット回線です。

フレッツ・アクセス v4 over v6

フレッツ・アクセス v4 over v6は、v4 over v6対応(DS-LITE方式)を採用したプロバイダーサービスで、NTT東西が提供するフレッツ回線または光コラボ回線を利用するサービスです。輻輳の起こりやすいPPPoE(IPv4)方式ではなく、IPoE(IPv6)方式を採用しており、エリアも日本全国をほとんど網羅しているのが特徴です。

共有型でコストも安価に抑えることができるため、通信量の少ない業務がメインの企業におすすめの回線です。

まとめ

法人向けインターネット回線には、業務を安心かつスムーズに進められるための機能が備わっています。安定した通信を叶えたい場合は、業務に必要な帯域プランを契約すること以外にも、輻輳しにくい回線かどうか、SLAが標準装備されているかなど重要なポイントがいくつもあります。

個人向け回線を使用している企業や、今のインターネット回線の通信速度・安定性に不満がある企業は、本記事を参考に一度自社の回線を見直してみてはいかがでしょうか?

この記事に関連するお役立ち資料はこちら
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オフィスにおけるインターネット速度遅延の原因チェックリスト
Web検索をしてみると、通信が遅くなる原因や対策を解説したサイトがいくつもヒットします。しかし、そのほとんどが個人ユーザー向けの情報で、企業向け対策について解説した情報が提供されているものはあまりありません。ビジネスにおけるインターネットの遅延や通信断は事業に影響を与えたり、業務に支障を生んだりします。 本資料では、企業のインターネット環境において何が速度遅延の原因となっているかをチェックリスト方式で認識いただくことができます。
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