法人向け光回線おすすめ3選!回線のプロ直伝の選び方「実は個人向けだった」を回避する法人特化の回線と選び方を解説
法人向けの光回線を検討する際、自宅で使用する回線と同じような基準でサービスを選ぼうとしていませんか。もしかしたら、その選び方では失敗してしまうかもしれません。
「光回線なんてどれも同じだろう」と、回線速度などの代表的なスペックだけで選んでしまうと、実はビジネスユースに不向きな回線だった、といった落とし穴にはまってしまうことがあります。なぜなら、光回線というのは少々やっかいで、個人向けと同じ仕様のサービスがマーケティング的観点から“法人向け”として販売されることがしばしばあるからです。
数ある回線のなかには個人向けと全く異なる仕様の法人特化回線がもちろん存在しますが、それを自分で探し当てるには、予備知識が必要になってきます。
この記事では、法人向け専門で20年以上光回線を提供してきたUSEN ICT Solutionsで営業〜マーケティングを担当してきた“中の人”が、回線の失敗しない選び方をお伝えします。光回線は一度導入してしまうと他のサービスに変更しにくいため、本記事を参考に注意深く検討してみてください。
法人向け光回線選びで知っておきたい前提知識
法人向けの光回線選びで、まず把握しておくべきは、前述の通り「個人向けと法人向けの回線がある」ということです。この点をもう少し詳しく解説します。
実は個人向けと法人向けの光回線に違いはない?
市場では、個人向けと同じ仕様の光回線が“法人向け”として販売されていることがあり、実際にそれを企業で利用しているケースもあります。
それでは、光回線において個人向けと法人向けを分ける明確な違いはあるのでしょうか。
明確に個人向けと法人向けを区別することはできない
最近では一般家庭で高品質な動画視聴やオンラインゲーム、eスポーツといった用途でインターネットが利用されており、世帯当たりの通信量が小規模な企業のそれに匹敵する場合があります。また、こうした一般家庭のニーズに対応した大容量通信に耐え得る個人向け光回線サービスも登場しています。
つまり、法人利用にも適した高品質な光回線が、“個人向け”として販売されるという逆転現象も起きているのです。
こうした市場環境を考慮すると、昨今では個人向けと法人向けを明確に区別することは難しいと言えます。
担当者は本当に法人向けかどうかを見分けなければならない
そして、業務で使用する光回線選びにおいては本当に法人向けかどうか、つまり「自社の業務に耐え得る仕様を備えているか」を見極めなくてはなりません。
落とし穴に注意!ほかでは聞けない法人向け光回線の選び方
法人向け光回線を選ぶ際は本当にビジネスユースに適しているかどうかを見極める必要があり、そこからさらに自社にとって最適なサービスかどうかも判断しなければなりません。
そのためにはまず、自社の光回線の用途、市場の光回線サービスの種類、光回線サービスのビジネスの仕組みを把握しましょう。
【選び方のポイント1】回線の用途は必ず確認しておく
法人においては、個人利用以上にさまざまな用途で光回線が活用されており、その「使い方」によって、求められる回線の品質が異なります。以下の代表的な4つの用途で、どのような回線選びのポイントがあるかを紹介します。
- Web検索やメール程度にしか使わない場合
- クラウドサービスの利用やWeb会議が多い場合
- 拠点間接続のアクセス回線として使う場合
- 自社サービス用のインフラとして使う場合
Web検索やメール程度にしか使わない場合
Web検索やメールは、光回線の最も一般的な用途と言えます。「社内外のコミュニケーションはメールや電話がほとんどで、業務データは社内サーバーで管理している」といった企業であれば、光回線の用途は検索やメールに限定されます。
こういった場合、過度にハイスペックな光回線は必要ないでしょう。オフィスで働く方の人数にもよりますが、個人向け仕様の光回線でも十分まかなえる可能性があります。
クラウドサービスの利用やWeb会議が多い場合
現在、多くの企業が Google Workspace・Microsoft 365 に代表されるクラウドサービスやWeb会議サービスを利用しており、それらの複数活用も当たり前になりつつあります。
こうした利用環境の場合、「どんなサービスを利用しているか」だけでなく、「どのくらいの頻度でサービスを利用しているか」もしっかりと確認しておきましょう。利用頻度が高ければ高いほど光回線に要求されるスペックも高くなります。
拠点間接続のアクセス回線として使う場合
拠点が複数ある企業が拠点間VPNを構築する場合、基本的にすべての拠点に光回線が必要になります。この場合、要件は少し複雑で、VPNを通る通信の量・質によって必要となる光回線のスペックが変わってきます。
例えば「本社にあるファイルサーバーに複数の他拠点からアクセスする」といった場合、光回線のスペックが低いとファイルのアップロード・ダウンロードに時間がかかってしまいます。また、各拠点からの通信が集中する本社側にはよりしっかりとした光回線が必要になるでしょう。
逆に「決まった時間に各店舗から本社の基幹システムに売上データを同期する」といった限定的な用途であれば、通信量はある程度予測でき、その量に適した回線を選択すればいいでしょう。
自社サービス用のインフラとして使う場合
自社がなんらかのWebサービス(to C、to Bを問わず)を提供している場合は、さまざまな面でハイスペックな法人向けの光回線が必要になります。「自社サービス用のサーバーがデータセンターにあり、ユーザーはサービス利用の際にそのサーバーにアクセスする」といった場合など、これら通信を支える光回線のスペックは、自社サービスの品質に寄与します。
※AWS や Microsoft Azure などのIaaS環境に構築している場合はこの限りではありません。
事業の根幹にかかわる要素のため、注意深くスペックを見極め、高品質な法人向け光回線を選ばなければなりません。
【選び方のポイント2】「独自回線」か「光コラボ」かを見極める
光回線の用途を確認できたら、次は市場に存在する光回線サービスの種類を把握しましょう。ここからは、法人の回線選びにおいて見過ごされがちな要素なので、ぜひ注意深くチェックしてください。
光回線には4種類ある
法人向け・個人向けにかかわらず、市場に存在する光回線サービスは「フレッツ光」と「独自回線」に大別できます。
フレッツ光はNTT東日本・西日本が提供する光回線サービスで、独自回線はNTTとは異なる事業者が独自の設備で提供する光回線サービスを指します。両者はさらに分類でき、以下の4種類に整理できます。
フレッツ光 | フレッツ光 | NTT東日本・西日本が提供する光回線 |
---|---|---|
光コラボレーション | NTTとは別の事業者がフレッツ光をプロバイダー(ISP)などと組み合わせて販売する光回線 | |
独自回線 | ダークファイバー系 | 過去に敷設されたが未使用となっている光ファイバー(=ダークファイバー)を再活用し事業者独自の設備で提供する光回線 |
電力系 | 電力会社が独自の設備で提供する光回線 |
上記は通信業界で決められた分類ではなく、「情シスマン」独自の整理ですが、各項目それぞれに特性があり、法人が回線を選ぶ上でのポイントになってきます。ここからは、そのポイントに関して詳しく解説していきます。
なお、回線の種類としては他に「ADSL回線」や「CATV回線」が挙げられますが、これらは光回線とは異なるため、本記事では割愛します。
【落とし穴】実は個人向け光回線と仕組みが同じだった?
“法人向け”として販売されている光回線は「光コラボレーション(以下、光コラボ)」の場合があります。先の表の通り、光コラボは「フレッツ光をプロバイダー(ISP)などと組み合わせて販売する光回線」であり、回線そのものはフレッツ光、つまり、一般家庭でも多く使われている回線と同じものなのです。
こうした仕様を理解、検討した上で、「自分の会社にはこの回線で十分」と判断できれば問題ありませんが、「実は自分の会社では個人向けだと不十分だった」というミスマッチは避けねばなりません。
なお、「フレッツ光(&光コラボ)だから法人利用に適さない」というわけではありません。エリアによっては十分な通信速度が出る場合もありますし、最近は「クロス」という10Gのプランや、IPoE・IPv6という安定した通信が期待できる技術も普及してきています。ほかにも「プライオ」「ビジネスタイプ」という法人用途に適したプランも存在します。
また、光コラボのなかにも、プロバイダーのサービス品質で差をつけて法人利用に最適化したサービスが存在します。例えば、サービス提供範囲を法人に限定することでトラフィックを抑えたり、特定のクラウドサービスの通信を分離する仕組みをつくったりと、さまざまな方法でビジネスユースに対応しています。こういったサービスであれば、十分に検討の範囲に入るでしょう。
【選び方のポイント3】提供エリア内なら「独自回線」も検討する
法人で光回線を導入するなら「独自回線」も検討することをおすすめします。独自回線はフレッツ光(&光コラボ)とは回線の仕組みが異なるため、ビジネスユースに適しているケースがあります。ここからは、この独自回線を深掘りして解説します。
独自回線はフレッツ光(&光コラボ)と全く異なるサービス
先の表の通り、独自回線は「ダークファイバー系」と「電力系」に分類できます。
ダークファイバー系は「(主にNTTによって)過去に敷設されたが未使用となっている光ファイバー(=ダークファイバー)を再活用し事業者独自の設備で提供する光回線」、電力系は「電力会社が独自の設備で提供する光回線」を意味します。
どちらもユーザーが限定されており、事業者・電力会社の独自設備のため設備増強の自由度が高いことなどから、フレッツ光(&光コラボ)に比べて通信が安定する傾向にあります。
また、フレッツ光(&光コラボ)がプロバイダー契約を必要とする※のに対し、独自回線は光回線からプロバイダーまで同一事業者の設備で提供されるため、輻輳(ふくそう:トラフィックが集中して混雑状態となる現象)が起こりにくいとされているのも特徴のひとつです。
※光コラボはほとんどの場合「バンドル型」でプロバイダーも併せて提供されますが、光回線とプロバイダー事業者の設備は分かれています。光回線はNTT東日本・西日本の設備で、プロバイダーは各事業者の設備を利用します。
独自回線はフレッツ光(&光コラボ)と異なる帯域プランを備える場合も
独自回線には、フレッツ光(&光コラボ)とは異なる帯域プランが用意されていることがあります。フレッツ光(&光コラボ)では「下り200M/上り100M」「1G」「10G」といった帯域プランが一般的でしょう。一方、独自回線には「2G」や「2.5G」、「5G」といったプランが見られます。
一概には言えませんが、こうした豊富な帯域プランを設定しているかどうかは独自回線とフレッツ光(&光コラボ)を見分けるひとつの基準になるでしょう。
光コラボとダークファイバー系の違い
ダークファイバー系は光コラボとの違いが分かりにくいですが、両者は明確に異なります。
光コラボは、フレッツ光の光回線・設備を使って、事業者がサービス名をオリジナルのものとして提供しているものですが、ダークファイバー系は、NTTからはあくまで未使用の光ファイバー(=ダークファイバー)を借り受けるのみで、通信に関わる設備は事業者独自の技術で開発・構築し、提供しています。
こうした独自性があるがゆえに、先述の通り設備増強の自由度が高く、輻輳が起こりにくいといった傾向があるのです。
エリアによっては導入できない場合がある
一見するとメリットだらけの独自回線ですが、もちろんデメリットも存在します。それは、提供エリアの狭さです。
独自回線は事業者が独自に設備を開発・構築するため、投資効率やメンテナンス性などからサービス提供エリアが限定されることが多いです。
ダークファイバー系は都市部であればエリア内の可能性が高いですが、電力系は地方(とくに西日本エリア)に限定されることが多いです。提供エリアは事業者に確認しておきましょう。
【選び方のポイント4】「共有型」と「専有型」を見極める
もうひとつ、個人向けと法人向けを大きく区別する光回線の仕組みがあります。それが「専有型」です。市場に存在する光回線サービスの多くは「共有型」という仕組みで提供されていますが、法人利用であれば安定しやすい専有型が適しています。
ここでは共有型と専有型の違いについて解説します。
「共有型」と「専有型」の違いは安定性にあり
「共有型」と「専有型」のもっとも大きな違いは通信の安定性です。専有型は共有型と比較すると通信が安定しやすい傾向にあります。では、なぜ安定性に差が出るのでしょうか。
共有型とは、1本の光ファイバーを電柱や建物内で分岐させ、複数ユーザーで利用できるようにした光回線です。個人向け光回線の多くはこの共有型であり、安価で効率的に光回線を提供できるというメリットがある一方、複数のユーザーで共有することによるデメリットもあります。
例えばある光ファイバーを32分岐(= 32人のユーザーで共有)させたケースで考えてみます。1Gプランでも32分岐している場合、 1分岐あたりに期待できる速度は以下のように計算できます。
1Gbps(1000Mbps) ÷ 32 = 31.25Mbps(= 1分岐あたりに期待できる速度)
これは単純計算かつ理論値のため、実測で上記の速度が出るというわけではなく、また、31.25Mbpsという速度は法人利用には物足りない印象です。さらに、ひとつの分岐先のユーザーが100Mbps、200Mbpsと大きな通信をしている場合、残りのユーザーの通信を圧迫することも考えられます。
つまり、共有型は分岐先の数や通信量によって回線品質が大きく左右されやすく、安定性が低い傾向にあるのです。
一方の専有型とは、通信局舎から宅内まで1本の光ファイバーを分岐させずに提供する光回線です。共有型のように分岐がないため、1Gプランであれば理論値である1Gbpsにより近づいた実測値が期待できます。そしてもちろん、「分岐先の数や通信量によって品質が左右される」というリスクがなく、通信の安定性が高くなります。
※通信局舎より上位ではほかの利用者の通信と合流します。
ただし、光ファイバーを専有している分、費用は高くなりがちです。法人向けの光回線では月額2〜3万円を超えるサービスが珍しくありませんが、このような高価格帯のサービスは専有型を採用している可能性が高いです。
専有型の光回線は、ほとんどの個人ユーザーにとってはオーバースペックになるでしょう。しかしビジネスユースで考えると、回線の品質や安定性は事業の健全な運営に寄与するものであり、法人の場合、専有型は検討に値するでしょう。
「専有型」を見つけるには事業者に問い合わせるのが早道
回線が共有型か専有型かは「サービスの裏側」にまつわる情報であり、積極的に公開する事業者は少ないのが実状ですが、サービス資料や仕様書に上記の「専有型回線のイメージ」と似たような図が掲載されていれば専有型の可能性があると考えられます。
しかし、「確実に専有型を導入したい」と考える場合は、事業者に問い合わせるのが早道です。
【選び方のポイント5】ベストエフォートか、帯域保証か、自社に適したプランを選ぶ
法人向け光回線でよく見られるプランのひとつに「帯域保証(ギャランティ)」があります。これの対となるプランは「ベストエフォート」です。
ベストエフォートが「契約帯域を最大値として、最大値に近づくよう最大限に努力する」のに対し、帯域保証の場合は「契約帯域が出力できるよう保証」します。
例えば1Gの光回線契約で考えると、ベストエフォートであれば「0Mbps〜1Gbpsのなかで通信を提供する」という意味になり、帯域保証であれば「1Gbpsの通信提供を約束する」という意味になります。ベストエフォートの場合、最大値である1Gbpsに近い通信速度が出ることはなかなかありませんが、帯域保証ならばほぼ確実に1Gbpsに近い速度を出すことができます。
ちなみに、「帯域保証」と似たスペックに「帯域確保」というものがあります。厳密には異なるものですが、「情シスマン」を運営する USEN GATE 02 では主に「帯域確保」のサービスを提供しています。
帯域保証プランは高価。本当に必要かどうかを見極めよう
希望とする通信帯域を確実に出せるのは非常に魅力的ですが、一方で、帯域保証の光回線は往々にして高価です。例えば「50Mbps」という法人利用においては少し物足りない帯域の保証でも、月額費用は10万円を超えるのが一般的です。
光回線の用途が「自社サービス用のインフラとして使う場合」のように特定の帯域を間違いなく要するケースであれば、帯域保証の必要性は高いでしょう。しかし、それ以外の一般的な用途であれば帯域保証が本当に必要かどうかは精査する必要があります。
まずは「専有型 × ベストエフォート」から検討してみる
さまざまな特性とプランがあるなかで、法人が検討を進める上では「専有型」かつ「ベストエフォート」のサービスを軸にするのがおすすめです。ベストエフォートながら専有型による安定性の高さがあり、一定品質の通信が期待できるからです。
また、共有型の光回線と比べるとやや高価になりがちですが、帯域保証の回線よりは月額費用を抑えられる傾向にあります。安価なものだと月額2万円程度から利用できるため、導入ハードルも低く、コストパフォーマンスも良好です。
このように、「専有型 × ベストエフォート」はさまざまな面でバランスに優れます。これを基準に、自社が光回線にどのようなスペックや品質を求めるかを精査し、よりハイスペックな回線、あるいはより廉価な回線を検討するといいでしょう。
\ ここでいったんCM /
USEN GATE 02 では「専有型 × ベストエフォート」の光回線も提供しているため、気になる方は以下よりお問い合わせください。(サービスは「プレミアインターネット」をご選択ください。)
光回線の法人利用でさらに気を付けたいこと
ここまで解説してきた要素以外にも、法人利用において注目すべき点がいくつかあります。とくに以下3点は確認しておきしましょう。
- 固定IPアドレスが利用できるか
- SLAがついているか
- 24時間365日のサポートがついているか
固定IPアドレスが利用できるか
法人利用の場合、固定IPアドレスを取得できる回線サービスであることが望ましいです。固定IPアドレスはさまざまなケースで活用されるからです。
- 社外から社内のネットワークやサーバーにアクセスする際
- クラウドサービスのIPアドレス制御を利用する際
また、ひとつだけでなく複数の固定IPアドレスを利用できる回線サービスもありますので、自社にとって必要な数の固定IPアドレスを契約できるかどうかも確認しましょう。
SLAがついているか
SLA(Service Level Agreement)とは、サービス品質が規定値を下回った場合に利用料金の一部が返還されるなどの保証制度のことです。光回線サービスの場合、網内遅延時間や可用性、パケットロス率など、回線品質を毀損する要素を対象にSLAが設定されていることが多いです。
SLAが付帯しているということは、回線事業者のサービス品質に対する自信の表れともいえます。常に安定したパフォーマンスが要求される法人向け回線選びにおいては、このSLAの有無をよく確認しておくといいでしょう。
24時間365日のサポートがついているか
光回線に障害が発生した場合、その回線を利用している企業は業務を進められなくなってしまいます。こうしたリスクを少しでも回避できるよう、いつでもサポートを受けられるサービスを選ぶ必要があります。
多くの光回線サービスは24時間365日のサポートを提供していますが、個人向けではこうしたサービスはオプションメニューとして設定されていることがあります。手厚いサポートが「標準装備」されていることが、法人向け回線を選ぶ上でのポイントになってくるでしょう。
USEN GATE 02 取り扱いの法人におすすめの光回線3選
ここまで解説してきた法人向け光回線選びのポイントは、「情シスマン」を運営する USEN GATE 02 の知見に基づいています。USEN GATE 02 では本記事で紹介したほとんどのタイプ(独自回線/光コラボ、共有型/専有型、ベストエフォート/帯域確保)の光回線サービスをラインアップしており、これまで12万本以上の回線を法人に提供してきました。
ここでは、数ある USEN GATE 02 取り扱いの回線サービスの中から、特に法人におすすめな3つのサービスをご紹介します。
サービス | 種類 | 専有型 | 帯域確保 |
---|---|---|---|
プレミアインターネット | 独自回線(ダークファイバ―系) | 〇 | × |
プレミアインターネット ギャランティ | 独自回線(ダークファイバ―系) | 〇 | 〇 |
光ビジネスアクセス | 独自回線(ダークファイバ―系) | 〇 | × |
プレミアインターネット
「プレミアインターネット」は最大10Gbpsの光回線サービスで、「独自回線」「専有型」「ベストエフォート」に該当します。
専有型を安価に提供するために、あえて上り帯域を絞った「上り500Mbps / 下り1Gbps」プランや、マルチギガを安価に利用できる「上下2.5Gbps」など、数多くのプランを備えています。
クラウドサービス利用・Web会議が多い企業や、データセンターなどの外部に基幹システムのサーバーを置いている企業におすすめです。
プレミアインターネット ギャランティ
「プレミアインターネット ギャランティ」は最大500Mbpsまで帯域確保が可能な光回線サービスで、「独自回線」「専有型」「帯域確保」に該当します。
契約確保帯域を下限値とし、上限は1Gbpsまでのベストエフォートという仕様のため、急な大容量通信にも対応できます。例えば50Mbpsの契約の場合、いつでも50Mbpsが出力できるように確保した上で、ベストエフォートの範疇で1Gbpsまで上振れできます。
自社サービスのインフラ用として光回線を使う企業や、データセンターなどの外部に置いている基幹システムの要件として特定帯域が求められる企業などにおすすめです。
光ビジネスアクセス
「光ビジネスアクセス」は最大100Mbpsの光回線サービスで、「独自回線」「専有型」「ベストエフォート」に該当します。
提供帯域を大幅に制限することで、専有型の高品質な光回線を安価に利用できるのが特徴です。
従業員数は多くないもののクラウドサービス・Web会議は活用している企業や、小規模な営業所が複数あり拠点間通信を行っている企業におすすめです。
法人向けの光回線を選ぶ際は、それが本当にビジネスユースに適しているかどうかを仕様やプランなどから判断しなければなりません。提供エリア内であれば、まずは「独自回線」「専有型」「ベストエフォート」をキーワードに導入を検討することをおすすめします。
とはいっても「結局自社に合った光回線が分からなかった」という方は、ぜひ USEN GATE 02 にご相談ください。法人専門で20年以上光回線を提供してきた実績をもとに、適切な光回線をご案内いたします。
光回線に関するご相談は以下よりお問い合わせください。(サービスは「プレミアインターネット」をご選択ください。)