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column_1502024.08.16

大人数のWeb会議に最適なマイクとは?おすすめのマイクスピーカー3選

著者:情シスマン
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インターネットを通じて映像や音声でコミュニケーションが取れるWeb会議は、今や企業にとって当たり前となりました。

複数人が参加するWeb会議では、音声をクリアに伝えられるマイクを用意するのがおすすめです。

本記事では、大人数のWeb会議におすすめのマイクや、選び方のポイントを解説します。PC内蔵マイクとの違いや、マイクの種類、便利な機能についても説明します。この記事をヒントに、ストレスのないWeb会議を実現しましょう。

Web会議用マイクとは

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Web会議用マイクは、複数人が参加するweb会議に特化したマイクスピーカーです。

複数人が同時に発言しても問題なく音を拾えたり、ノイズやエコーを排除できる機能があったりと、Web会議中でよくあるトラブルを未然に防ぐことができます。

頻繁にWeb会議を行う企業は、専用マイクを取り入れているケースが多くなっています。

PC内蔵マイクとの違い

PCに内蔵するマイクでも、Web会議は可能です。

しかし、内蔵マイクは音声を発信するための最低限度の機能だけを備えたものが多く、以下のリスクがあります。

  • ノイズが大きい
  • ハウリングする
  • 音声が伝わりにくい

また、大人数に対してPC1台でWeb会議を行う場合、参加者全員の声を拾えない可能性も高いため、これらの問題を解消するためにも、Web会議専用マイクを用意するのがおすすめです。

大人数のWeb会議で専用マイクをおすすめする理由

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PC内蔵のマイクを利用してもWeb会議を行うことはできますが、大人数で会議を行う場合は専用のマイクを別途用意するのがおすすめです。

その理由を説明していきますので、ご確認ください。

ノイズを軽減できる

必要最低限の機能しか備わっていないPC内蔵マイクでは、ノイズが入りやすく、参加者に不快感や聞き取りづらさを感じさせたりする可能性が高いです。

しかし、Web会議用のマイクの多くにはノイズキャンセル機能が搭載されているため、周囲の環境音や雑音を自動でカットしてくれます。

そのため、外出先など雑音が多い場所で会議を行わなければならなくなった際でも、専用マイクがあれば安心です。

会議参加者全員の声をクリアに届けられる

Web会議用マイクは、会議をスムーズに進めるために音質がクリアになるように開発されています。

内蔵マイクでは、性質上周りの音を幅広く拾うため、PC内部のファンの音なども拾ってしまい、ノイズが多く音声をクリアに届けられない可能性が高いです。

その点、性能の良い専用マイクを選べば、備えられている機能によって不要な音を排除し、届けたい音声だけをクリアに届けられます。

声の大きさを考慮する必要がない

集音性が高いマイクを選べば、大きな声を出さなくてもスムーズにコミュニケーションがとれます。声が小さい人や、マイクから遠く離れている人の声もしっかりと拾い、発言を全ての会議参加者に届けられるのです。

そのため、マイクから離れているからといって、普段より声を大きくして話す必要がなく、ストレスフリーで会議に臨めるでしょう。

Web会議用マイクを利用する際の注意点

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Web会議用マイクを利用するのは様々なメリットがありますが、注意しなければならない点もあります。

詳しく説明していきますので、自社に本当に必要か確認しましょう。

コストがかかる

専用マイクの購入にはコストがかかる点を考慮しておきましょう。Web会議用マイクの相場は、1万円~5万円程度です。

特に、大規模な会場で行う場合や人数が多いWeb会議の場合、マイクを複数使わなければならないケースもあるため、購入を検討する際は予算やいくつマイクが必要なのかを把握しておきましょう。

1万円以下で購入できるマイクもありますが、搭載される機能が限られていたり、性能が落ちてしまったりするリスクもあるので、よく吟味して選ばなければなりません。

相手に声が届くまで時間がかかることがある

Bluetoothで接続可能なマイクなど、製品によっては発言が相手に届くまで若干の遅延が発生する可能性があるため、Web会議開始前にテストして問題ないか確認しておくのがおすすめです。

Web会議用マイクの選び方のポイント

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Web会議用のマイクを選ぶ際は、購入後に後悔しないためにも、以下の項目に注目してください。

  • 参加人数に合わせて選ぶ
  • マイクの種類で選ぶ
  • 必要な機能が搭載されているものを選ぶ
  • 接続方法で選ぶ
  • 指向性で選ぶ

それぞれの項目について詳しくご説明しますので、自社のWeb会議に相応しいものを選びましょう。

参加人数に合わせて選ぶ

Web会議用マイクは、製品によってマイクの対応人数が異なります。そのため、個人用なのか複数人用なのかを確認し、利用する人数によって適切なものを選ぶのがおすすめです。

まずは、使用される場所が個人ブースなのか会議室なのか、また、会議室であれば収容人数はどれくらいなのかを確認しましょう。

マイクの種類で選ぶ

Web会議によく使われるマイクは、以下の5種類あります。

  • マイクスピーカー
  • ヘッドセットマイク
  • コンデンサーマイク
  • ピンマイク

それぞれにメリット・デメリットがあり、製品によって性能が大きく異なるものもあるので、よく吟味して選びましょう。

マイクスピーカー

Web会議用マイクというと、こちらを思い浮かべる方が多いでしょう。デスクに平置きするような形状が一般的で、2名以上を収容する会議室に適しています。

複数人の声を広範囲から拾うことができ、Web会議に特化した機能を持つものも多いです。

ヘッドセットマイク

頭部に装着するタイプのマイクです。テレフォンオペレーターやコールセンターの必需品としても昔から使われてきました。

全員がそれぞれのデスク、あるいは自宅から参加するような会議を行っている場合、ヘッドセットマイクが適しているでしょう。ヘッドセットのため、音声がオフィスに響き渡ってしまうといったこともないので安心です。

ダイナミックマイク

マイクといえばこちらを思い浮かべる方が多いかもしれません。カラオケや音楽ライブで使われてきたマイクです。

低感度のためノイズを拾いにくく、耐久性も高いです。一方で常に口元にマイクを置いておく必要があるため、Web会議で使用する際には専用スタンドと併用する必要があるでしょう。

コンデンサーマイク

高音質・高感度で、楽曲のレコーディングなどで使われることが多いマイクです。先端が四角い形状になっているものが一般的に広く知られています。マイクの性能が非常に高品質な分、湿気や振動に弱いといった特徴があります。

こちらもダイナミックマイク同様、Web会議での使用には専用スタンドが必要になるでしょう。また、ファンタム電源という特殊な電源が必要なため注意が必要です。

ピンマイク

衣類などにクリップで装着して使用するマイクです。講演やテレビ番組で使われることも多いです。付けている感覚はほとんどないため、プレゼンなど身振り手振りの多い会議では役に立つかもしれません。

必要な機能が搭載されているものを選ぶ

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Web会議用マイクを購入する際、自社に必要な機能が搭載されているかを確認しましょう。

具体的には以下の機能があります。

  • ノイズキャンセリング機能(周囲の声や機械音などの騒音を軽減する)
  • エコーキャルセル機能(音声が反響して発生するエコーを除去する)
  • ミュートボタンの有無(ワンタッチでマイクを消音にする)
  • 指向性切り替え機能(全指向性と単一指向性をワンタッチで切り替える)
  • 接続切り替え機能(複数の端末に接続しているとき、音の流れている端末に自動で切り替える)

多機能なほど様々なシーンで使えるようになりますが、一般的に、搭載されている機能が多いほど費用がかかるため、必要な機能のみ搭載されたマイクを選ぶのがおすすめです。

接続方法で選ぶ

マイクは無線接続と有線接続のものがあり、Web会議の環境に適したものを選ぶ必要があります。

それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです。

マイクの種類

メリット

デメリット

無線接続

  • ケーブルの接続が不要
  • 移動できる範囲が広がる
  • バッテリーの充電が必要
  • 音声の遅延が発生しやすい

有線接続

  • 充電しなくて良い
  • 音声の遅延が発生しにくい
  • ケーブル接続が必要
  • 接続したケーブルの範囲内でしか移動できない

指向性で選ぶ

特定の方向からの音を収音しやすいマイクを指向性マイクと言います。

マイクの指向性に関しては、大きく分けて「単一指向性タイプ」と「双指向性タイプ」「全指向性タイプ」の3種類があり、それぞれ以下の特徴があります。

単一指向性

一つの方向からの感度が特に高い

双指向性

正面と背面、二方向からの感度が特に高い

全指向性(無指向性)

全方向からの音を満遍なく拾う

例えば収容人数の多い会議室同士をつなぐWeb会議の場合は全方向性マイクを選ぶ必要がありますし、個人ブースのような場所では単一指向性マイクを選ぶべきでしょう。

大人数のWeb会議におすすめのマイクを紹介

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ここでは、収容人数の多い会議室同士をつなぐWeb会議に対応する、おすすめのWeb会議用マイクを3つご紹介します。

複数人での使用に適しているのはマイクスピーカーのため、その中から厳選しています。対応人数はもちろん、それぞれのマイクの特徴を詳しく説明しますので、Web会議用マイクの導入を検討している方は、参考にしてください。

Meeting OWL 3|2~30名規模のWeb会議に対応

ソースネクストの Meeting OWL 3 は、カメラ・マイク・スピーカーが三位一体となったWeb会議用マイクスピーカーです。1台で大規模なWeb会議を始めることができます。

AIによる発言者の360°フォーカス機能や、2台連結による範囲の拡張など、便利な機能が多数あります。

Meeting OWL 3 の機能

  • 360°対応のカメラ・マイク・スピーカー
  • AIによる発言者の自動フォーカス
  • 2台連結による範囲拡張

KAIGIO CAM360|2~10名規模のWeb会議に対応

KAIGIO CAM360 の機能

  • 簡単なセッティング
  • 360°対応のカメラ・マイク・スピーカー
  • 最大9分割表示が可能

YVC-1000|中大規模のWeb会議に便利

YAMAHAの YVC-1000 は、8〜40人規模の中〜大人数のWeb会議に向いているマイクスピーカーです。マイクとスピーカーを独立させた分離型を採用しているのが特徴で、音声と映像の一体感を実現しています。

また、外部スピーカーを接続することで、より広範囲をカバーできるため、大きな会場でのWeb会議にも対応可能です。

YVC-1000 の特徴

  • 適応型エコーキャンセラー機能搭載
  • USB、Bluetooth、オーディオ入出力端子の3つのインターフェースを搭載
  • オプションの拡張マイクを5台まで連結可能
まとめ

Web会議用マイクには様々な種類があり、備えられている機能や性能、費用が異なるため、社内での会議状況を確認したうえで、最適なマイクを選ぶ必要があります。

大人数でWeb会議を行う場合、複数人の声を広範囲から拾えるマイクスピーカーがおすすめです。製品によっても特徴が異なるため、購入前にそれぞれの特徴を押さえておきましょう。

この記事を参考に、自社に合ったWeb会議用マイクを使用して、スムーズな会議進行を目指してください。

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